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Saturday, June 18, 2011
Friday, October 22, 2010
Girls' comic artist talk at SF Cartoon Museum (10/21/'10)
(写真中央がトレナ ロビン)
10/20 (木)の夕方、午後の授業の終了と共に、同僚のテレサとサンフランシスコへ、約3時間余のドライブ。7時開始のカトゥーンミュージアム (SF Cartoon Museum)での少女コミック作家のパネルディスカッション (Graphic Details: Panel Discussion Featuring Vanessa Davis, Trina Robbins, and Sharon Rudahl) を見るためだ。事の起こりは数週間前、2005年の北米巡回少女マンガ展示会のパネリストとしてチコへ招待したトリナロビンからのメールでの招待。ちょうど少女マンガに関する本の執筆/出版を準備中だったので、アメリカのガールズコーミックアーティストにまとまって会えるチャンス到来とばかり、出かけることにした。
ちょうどサンフランシスコでは野球のゲームと重なったせいか(と司会者はそのせいにしておりましたが、、、)、あまり人が集まっていなかったのがちょっと残念。テリサに言わせると、「アメリカンジューイッシュの女性作家のトークなんて、よっぽどコアなファンじゃない限り来ないと思うから、、、」とのこと。当然と言えば当然な結果かも。パネラーのトークを聞いて思ったことは、作品が非常に個人的なテーマ(例えば、高校生時代いかに惨めな少女時代を過ごしたのか等等)に限られていること。もちろん例外はあるだろうが、それがガールズアメリカンコミックの一般的特徴だとしたら、やはり日本のような読者の広がりを持つには遠く及ばないのだろうと、これはもち個人的感想。
そう遠くなり日に、参加していらした作家さんの取材をしたいと思っているので、ことの詳細についてはまたその時にでも。
Friday, November 6, 2009
Wednesday, July 29, 2009
Friday, June 12, 2009
Friday, March 20, 2009
新規出版物の紹介:Mnaga High by Michael Bitz
私の友人であり、少女マンガ巡回展示会「Shojo Manga! Girls' Power!」(2005-2008) の米国での開催地の一つ、ニューヨークでのサイトディレクターでもあった マイケル (Dr. Michael Bitz)が、ハーバード大学出版 (Harvard Education Press)より本を出す事になった。良い本なのでここで紹介したい。マイケルは Teachers' College Columbia University の美術教育の教授であるが、2001年より Comic Book Project (CBP: コミックブックプロジェクト)というマンガという表現方法を使って、子ども達に自由に自分を表現させ、最終的に子ども達自身のコミックブックを出版するというリテラシー教育 (Visual Literacy Education)プロジェクトを行っている。その実践と実態の報告書のような一冊である。
この本の中では、特にニューヨークのマンハッタンにある*放課後教育施設 (MLKH)で、週に一回マンガクラブとして実施したこどもたちの実情を記録したものがベースとなっている。日本でマンガを当たり前にようにして育った私にとって、数ある漫画クラブの一つのような気持ちで軽く読んでいたのだが、このクラブに参加するこどもたちの社会的背景のすさまじさに驚き、そしてそのこどもたちにとって、このマンガで表現するということが、私が想像する以上にいかに大きな意味を持つのかを知り、とても胸が痛くなった。
ホームレス高校生あり、親がドラック中毒で家庭を経済的に支えている子あり、親に虐待され保護施設を点々としている子あり、そして中国支配のチベットから命からがら逃げてきた家庭の子どもあり。彼らがニューヨークという巨大な都市の中で、決して特別な家庭環境の子ではないということを知り、ニューヨークの教育環境事情にまた改めて驚く。そういう子ども達への教育という大きな課題を背負っている教育者達が、効果的な教育方法を模索し、また必死で彼らを救おうとしている姿にも心を打たれる。この本の中でこどもたち約10人の作品を紹介しながら家庭環境にも触れている。マンガは彼らにとってホープ(望み)であり、将来への希望を与えるコミュニケーションの一つの道具、偉大な道具であることを知り、感動を覚える。(本当にその部分で泣きました。)
マイケルは本の中で、なぜアメリカンコミックではなく、あくまでも日本のマンガなのか、いろいろな理由はあるだろうが、これといったはっきりとした答は導きだせないとしている。しかしながら本中の一人の学生の言葉「スーパーマンは世界を救ってくれるけれど、僕を救ってはくれない。」が全てを物語っているような気がする。
これは決して漫画の研究本ではない。マンガがどのように米国で子ども達の間で受け止められているのか、そして実際にどのようなマンガ表現をしているのかを知るとても実践的な本である。お薦めの一冊。この5月にハーバード大学出版より上梓されます。私も実はBlurb(本の帯の宣伝文)を書いています。だからというわけでは決してないですよ。
(注)*実はここは元高校(MLKH: Martin Luther King, Jr High School)であったが、問題校であったため廃校になり、放課後プログラム(Afterschool Program) の補習教育施設となっている。ニューヨークの各地からこどもたちが集まる。
*ハーバードエデュケーションプレス:Harvard Education Press
Manga High
Literacy, Identity, and Coming of Age in an Urban High School
Manga High: Literacy, Identity, and Coming of Age in an Urban High School
By Michael Bitz
Since 2004, students at Martin Luther King, Jr., High School in Manhattan have been creating manga—Japanese comic books. They write the stories, design the characters, and publish their works in print and on the Internet. These students—African-American and Latino teenagers—are more than interested in the art and medium of manga. They have become completely engrossed in Japanese language, culture, and society.
Based on a four-year study, Manga High explores the convergence of literacy, creativity, social development, and personal identity in one of New York City’s largest high schools. The text is highlighted by reproductions and content analysis of students’ original art and writing. An appendix includes guidelines for educators on starting a comic book club. Available May 2009.
Manga High
Literacy, Identity, and Coming of Age in an Urban High School
Manga High: Literacy, Identity, and Coming of Age in an Urban High School
By Michael Bitz
Since 2004, students at Martin Luther King, Jr., High School in Manhattan have been creating manga—Japanese comic books. They write the stories, design the characters, and publish their works in print and on the Internet. These students—African-American and Latino teenagers—are more than interested in the art and medium of manga. They have become completely engrossed in Japanese language, culture, and society.
Based on a four-year study, Manga High explores the convergence of literacy, creativity, social development, and personal identity in one of New York City’s largest high schools. The text is highlighted by reproductions and content analysis of students’ original art and writing. An appendix includes guidelines for educators on starting a comic book club. Available May 2009.
ちなみに依頼され、私の書いた宣伝文がこれ、以下の文章。本の批評文は書いたことがあるけど、宣伝文は初めてなので、この中から出版社側がどの部分を使うのかも実は私の楽しみ、(もしかすると全然使われない可能性もありね。そういう時のため、ここに載せとこう。)
Why does Japanese manga continue to fascinate youth all over the world, when American comics don't? This book uses students’ words and artworks, to explore what manga means to the youth who participated in the Michael Bitz' comic book project (CBP). Bitz created the CBP in 2001 in NYC as an after school program to develop youth’s literacy skills based on their favorite style of art: manga. The CBP has spread all over the US to become a leading world youth literacy program. Don’t miss it (^_^)!
I was impressed with the personal stories of the students, their suffering of their personal lives and the way they used their artwork to find their voices to express their identities, deal with their problems, and find hope for the future. The CBP is an important and valuable tool for today's classroom, relevant and engaging for students. (March 16, 2009)
Masami Toku
Director
Shojo Manga Project
I was impressed with the personal stories of the students, their suffering of their personal lives and the way they used their artwork to find their voices to express their identities, deal with their problems, and find hope for the future. The CBP is an important and valuable tool for today's classroom, relevant and engaging for students. (March 16, 2009)
Masami Toku
Director
Shojo Manga Project
Thursday, March 19, 2009
少女マンガ展示会その後:作品返却行脚旅行 (2009年1月)
もう一つの私の旅日記というか生活日記のブログ「TokuToku Journey (とくとく日記)」に載せてしまったのですが、ヤマダトモコさんと少女マンガパワー展の作品をお返しする行脚の旅に2009年1月は出かけました。約1週間しかなく、23人すべての先生方(マネージャー&編集の方々)にお会いするのはとても不可能でしたが、それでも10数人の方々にお会いしてご挨拶することができました。その時のものです。ここからいくつかリンクします。Wednesday, March 18, 2009
2007北米巡回展示会「Shojo Manga! Girls' Power!」報告その9 (9/19-11/9/07):国立日系カナディアン美術館にて
北米巡回最後(9場所目)の開催地、バーナビー(カナダ西海岸バンクーバーの隣地区)の JCNM (Japanese Canadian National Museum) での展示へ。とうとうここまで来ましたね。ロスアンジェルスから国境を越えて、再度カナダの西海岸バンクーバーエリアへやってきましたよ!自分で自分を褒めるところまではいかないけれど、ご苦労さんとはいってあげれるかな。各地各地でいろいろあるなか、また大学の仕事と併行しながら、オープニングもしくはクロージング講演に全ての開催地を訪問しました。自分の持ち時間との戦いでもありましたね。よくここまで持ったと本当にそう思う。この後は日本巡回が決まっているけど、ヤマダさんや金澤さんがいる川崎が中心にそれもパワーアップしての展示会になることになっているので、ここまで一人孤軍奮闘したのとは大違い。大船に乗ったつもりで、日本巡回へバトンタッチ(とその時は思っていたのだけれど、日本展示もそういえばいろいろありました、それはまた後のお話し。)
さてさて展示会そのものはどうだったかというと、展示会場は小さいスペースでしたが、よくまとまって展示されていたし、なにしろカナダ西海岸の名門大学ブリティッシュコロンビア大学の日本研究学部の20周年(25?)記念行事と合同のイベントとしての講演会実施はとてもラッキー。実は大学の記念講演には、竹宮恵子さんや藤本由香里さんがすでにご招待されることになっていて、大学での講演の前に少女マンガ展示会オープニング講演にもお二人にご参加いただきました。
(ちなみに写真はバンクバー巻き(サーモンの皮の薫製が具として入っている)も入ったお寿司。主任学芸員のティムと気のきくニコラが私のために用意してくれていました。)
チコからバンクーバー行きも実は波乱がありました。チコの小さなローカル空港で私の大きなスーツケース(作品や図録が一杯)の荷物チェックの際、ジッパー(ファースナー)がうまく開かず、検査できないとして、飛行機搭乗を拒否されてしまうという信じられない事態に。急遽チコから約90マイル離れた州都、サクラメント国際空港なら大きな荷物を通すセキュリティー機器があるので、そこからバンクーバーに飛ぶカナディアンエアー(ユナイティッド航空のシェアコード航空)でのフライトを準備してもらうことに。
あわててジョンにお願いして、車でドライブすること1時間半。ようやくチェックインして搭乗を待っていたところ、今度はユナイティッド航空から航空会社変更の正式連絡がカナディアン航空に届いていないから確認が取れるまでは搭乗させるわけにはいかないということで、ゲートの前で一人待ちぼうけ。他の乗客の搭乗が皆済み、時間切れでゲートもしまるというその時、私のその日のハプニングに同情してくれた女性添乗員が「私の判断であなたを載せるわ。ゴー!ハーリーナップ!」とゲートを再度開いてくれたの。最後の最後に神様仏様の心境とはこのこと。助かった。結局お昼すぎに余裕を持って、バンクーバーに着く予定が夜の9時過ぎに着。美術館のニコラが空港まで迎えに(ごめんね >_<,,,) 結局美術館に着いたのはその日の夜の10時というありさま。学芸員のティムが一人まだ展示準備をしながら待っていてくれていました。いやはやいやはや。
さてさて展示会そのものはどうだったかというと、展示会場は小さいスペースでしたが、よくまとまって展示されていたし、なにしろカナダ西海岸の名門大学ブリティッシュコロンビア大学の日本研究学部の20周年(25?)記念行事と合同のイベントとしての講演会実施はとてもラッキー。実は大学の記念講演には、竹宮恵子さんや藤本由香里さんがすでにご招待されることになっていて、大学での講演の前に少女マンガ展示会オープニング講演にもお二人にご参加いただきました。実は竹宮さんと藤本さんは、最初の開催地チコでのクロージングにお出でいただき、講演をしていただいた方々で、この巡回展示会の最後の最後に、やはりこうやてお二人にお会い出来るというのも運命のようなものを感じました。
(*左の写真手前はブリティッシュコロンビア大学の日本館の講演会場に向かうところ。右から藤本さん、そして竹宮さん。ちょっと小さいかな。確かこの日本館は大阪万博の日本館をここまで持って来て再現させているのだとか、、、間違っていたらごめんなさい。)
このひと月後に、私は再びバンクーバー&バーナビを訪れ、作品片付け、そしてその作品を担いで、バンクーバー空港から成田へと、そして日本巡回の立ち上げ館である、川崎市市民ミュージアムへ向かうことになるのですね。
ともかく北米巡回、心配していた作品紛失等何もなく日本へと作品をお返しすることができ、ほっとしました。(この大変さを知らなかったからこそできたなあと今更ながらに思います。もう二度とやれないです。どうかどうか出版関係の方々がその枠を超え、もう一度きちんとした展示会を北米にてやってくださることを切に願います。北米展示にご協力いただいた方々、本当にありがとうございました。多謝多謝 ^_^!)
2007北米巡回展示会「Shojo Manga! Girls' Power!」報告その8 (8/18-8/26/07):LA日本文化コミュニティーセンターにて

*写真はロスアンジェルスの奄美会の皆さん
西海岸は我がチコの街をスタートした巡回展示会は米国大陸を横断して東海岸へ、そして北上してカナダ、また米国にもどり、今度は逆に東から西へ横断する形で、とうとう8番目の開催地としてLA(エルエー:ロサンジェルス)は JACCC (Japanese American Culture and Community Center) へやってきました。このJACCCは西海岸で最大の日系文化センターで、日系アメリカ人にとっては日本文化維持&紹介の中心的役割を果たしている。
LAはこの展示会開催の助成金を出してくれた国際基金ロスアンジェルス事務所もある場所。そしてなんと言っても西海岸の中心のようなところ。LAでの開催は、東海岸NYでの開催同様、外せない。そうはいうものの巡回展示会開催準備当初はまだまだ少女漫画展示会の価値を理解してくれる美術館はまだまだという状態だった。そういった状況の中、手を差し伸べてくれたのが、このJACCCの責任者でもあり名物学芸員の小阪さん。ご本人自身優れたアーティストでもあるのだが、もともとはお坊さんというユニークな経歴の持ち主。JACCC自身資金に余裕のない状態の中、ギャラリースペースを無料で提供してくださり、そして広告なしでも確実に人が集まると言う、毎年恒例の日系ウィークを挟んでの展示会開催を提案してくださった。
この日系ウィークの間に、JACCCのあるリトルトーキョーではたくさんのイベントが開催され、少なくとも2万に参加者が例年あるということで、この巡回少女マンガ展示会の広告はJACCCホームページや招待ポストーカード以外にはそれほど苦労することなく、たった9日間の開催ながら、一番人が入ったのでした。
思いがけない出会いもありました。わが故郷奄美大島の先輩でもある奄美会の方々。少女マンガ展示会の宣伝を誌上でしてくださった日系新聞Cultural Newsの編集長、東さんのご紹介。「徳さん、奄美の出身なら、奄美の人がこのほんの目と鼻の先にいるよ。ちょっとよって見る?」とのお誘いで、JACCCの敷地内にグラフィックアートのお店を開かれている上田さんに紹介していただいた。なんと上田さんは小学校、中学、高校と私の先輩であることが判明。その上田さんの奥さんの声かけで、奄美会の中心となる方々が早速応援にかけつけてくれました。奄美会の皆さんにお会い出来ただけで、このロスアンジェルスで開催できたかいがあったというものです。(写真上左から奄美会の会長さんの西本さん、木戸さん、上田さん。下左から、上田さんの奥さん、そして西本さんの奥さん。)
Tuesday, March 17, 2009
2007北米巡回展示会「Shojo Manga! Girls' Power!」報告その7 (5/25-6/29/07):ミネアポリスにて
ミネアポリスカレッジオブアート&デザインの学生さん。コスプレで受付を(^_^)!ミネアポリスでの様子はここをクリック!
2007年5月、展示会は7番目の開催地、ミネアポリスのアートスクール、Minneapolis College of Art and Design (MCAD) のギャラリーへ。
ここは友人でもあり、マンガ研究の大学教授、フレンチーの誘いで、かの地で開催することに。実はその1年程前の3月、シカゴ(3番目の巡回地)で展示会を開催した折り、ちょうどフレンチーもシカゴに来ていて、偶然展示会を見る事に。すぐに彼女からメールが届き、ミネアポリスでもやってみないかの連絡。その時は巡回展示会は1年間の予定だったので、恐縮ながらも辞退したのだけれど、その後状況が代わり、巡回が2年に延長することに。それをフレンチーに伝えたら、ぜひにということでしきり直しで実現できたのが、このミネアポリスというわけ。いやー本当に縁というのは不思議なものですね。だめかなあと思っていても、縁があるところとは、こうなる運命になっているのですね。
正直、ミネアポリスという地にはそれほど執着していた場所ではなく、こんなことをいうと超失礼になるのですが、フレンチーとのおつきあいで、それではやってみましょうかというくらいののりだったのだけれど、ふたを開けてみて、本当にここで開催できてラッキーでした。さすが米国でコミック学部がある3大学の一つということで、写真からみてもわかるようにのりのよさ。それにもまして、夏休みに入っての開催ということで学生はそれほど集まらなかったのだけれど、まんがに興味のある人たちが子どもからお年寄りまでたくさん集まってくれました。特にフレンチーの関係で集まってくれたマンガ家のエリックやそして少女マンガ家希望者のメンター(指導者)でもあるラナが来てくれました。特にラナからは米国の少女マンガの卵達の現状の情報をたくさん教えてもらいました。スキャンレーションのことも実は彼女から実態を教えてもらったのですね。本当にマンガ情報収集の宝の山でした。ここで開催できてよかった。フレンチー様々です。
余談ですが、フレンチーは Mechademiaという、米国で初めての日本のマンガ&アニメに特化したアカデミックな論文集の編集者でもある。左がその第2集の表紙。テーマは 「Networks of Desire」。私も執筆を依頼されて、少女マンガ展示会の全体像を「Mirror of girls' desires」という副題で書かせてもらいました。フレンチーはもちろん主任大学教授で優秀な研究者でもあるのだが、とにかくバイタリティーのあるハイパーなアメリカのおばちゃん(昔のお姉さん)というとても気さくな人でもある。後に2008年春にマンガ研究でフルブライトを取り、3ヶ月ほど、日本に滞在することになるのだが、この時はもちろんそんなことはまだ知らない。(*ここの2月27日のブログの夏目さん訪問のところの米国の教授というのが実はこの人。そういえば夏目さんに徳さんもパワーは負けてもせんよと言われたっけ。褒め言葉なのかしら??? ^_^)
*以下メディア記事の参考例です。
Sunday, March 15, 2009
2007北米巡回展示会「Shojo Manga! Girls' Power!」報告その6 (1/29-3/16/07):ワシントンDC在米日本大使館文化ギャラリーにて

2週間前に巡回北米少女マンガ展示会のレポートをと書き始めて、また月日があっという間にたってしまいました。気を取り直して再び、2007年の2年前に。本当にちょうど2年前ですね。もうというかまだというか、米国巡回が北米巡回とカナダ&米国二カ国にまたがり2年の長丁場になりましたが、カナダのトロントから2007年1月今度は再びアメリカ、それもワシントンDCの在米日本大使館の保有するギャラリーで展示会をやれることになりました。その時の様子は下記の少女マンガ展示会サイト(Shojo Manga! Grils' Power!)にすでに2年前に立ち上げているので、ちょっと覗いてみてくださいね。
ワシントンDCでの展示会の様子はここをクリック!
さてさてここはどうだったかというと、たぶん立ち上げに一番苦労したところだったかもしれない。でも結果として展示が一番良かったのもここ。トロントの後の開催地を探していた私に、国際交流基金ニューヨーク事務所の松本さんから、日本大使館がとても良いギャラリー施設を持っているので、そこはどうですか?という連絡が。もちろんすぐに連絡を取り、トロントの後少し時間は空くけれど、2006年年明けの1月なら長期開催が可能との連絡を大使館ギャラリーからの回答。ヤッター!喜んだのも束の間、資金も展示準備&後片付けの搬入&搬出も全てこちらで持つとのことでというのが条件。今までの巡回の条件は各巡回地がそこでの開催費用と次の展示会場への作品搬出を持つというもの。開催できるということで浮かれて、条件のことをきちんと確認しておこなかった私のミス、、、といえばそうなのだけど。う〜ん。正直やるかどうか迷いました。資金よりも人のヘルプがないということはちょっと致命的。つまり展示のために私がそこまで出向いて全てを準備、そして展示が終了の際も、再度私が出向いてすべてを処理するということを意味するので、一人ですべてをするなんてとても無理。ここでまたう〜ん。とはいえ、DCで、それも大使館ギャラリーでやれるというのは確かにおいしい。そこでジョージワシントン大学の知人を頼りに、アニメ&マンガ関係のMLにメールを出し、DCで誰か展示の手伝いをしてくれる人はいないかどうかをまずは探してみることにした。いましたアニメクラブの代表者、クリスが手を挙げてくれました。結局どうにか少なくとも一人(>_<,,,)は手を貸してくれる人を見つけたのと、展示会終了日を、ちょうどその年ニューヨークで開催の米国美術教育学会 (NAEA: National Art Education Association)の学会の期間にあわせることに。これでニューヨークからDCに搬出のため、立ち寄り、そしてそこからチコへ帰るという展示会日程を組んだのですね。
展示会準備は同だったのかは、やはり涙の物語です。大使館公館関係の建物ということで、週末に建物へアクセスすることができず、なんとなんと展示会オープングの当日たった一日で展示準備をすることに。朝の7時から夕方9時まで14時間通しての準備はさすがに途中で腰がたたなくなるほど疲れきりました。さすがに4時過ぎに見るに見かねて大使館の方々がヘルプに二人きてくれました。涙涙。苦労したおかげと、最初から最後まで自分でやったので、とうぜん展示に関しては自分の好みにできました。つらい思いをしただけのかいはあったというものです。
またオープニングトークも火曜日という日にかかわらず200人余の方々が来てくれました。またワシントンポストに4回はじめ、多くのメディアに展示会のことが大きく紹介されたのもここDCです。以下その中からの参考例です。
*Shojo Manga! Girl Power! Girls' Comics from Japan (Written by Dirk Deppey, Sunday, 14 January 2007)
ここではまた予想外のヘルブがたくさんありました。特に助かったのは、搬出の準備の際、同僚のテリサも学会先のニューヨークからDCまでわざわざ手伝いにつきあってくれるとの事。カソリックのあなたがマリア様に見えたわ。感謝。資金の方もJFNYの松本さんがミニグラント(追加の助成金)をDCの日系団体へ提供してくださり、そこからこの展示会へもサポートしてくれたのでした。終わりよければすべてよし。
ひとつ忘れられない出来事は、公使のお一人(男性)が少女マンガおたくとも言えるくらいの少女マンガファンで、お昼を一緒に2時間も少女マンガ談義に花が咲きました。年齢は私より少し上くらい。そういえばベネズエラ大使館の大使の次にお偉いとかいう(このかたは女性)も日本から毎月リボンを取り寄せて読んでらっしゃるという方もいらっしゃいましたっけ。いるんですね。日本の代表とし海外で働かれているこういった公館の方々にもコアな少女マンガファンが性を問わず、いらっしゃるんです。日本もまだまだ捨てたもんではない、とうれしく思いました。
Friday, February 27, 2009
日本巡回少女マンガパワー展図録について




写真は2008年3月、友人で大学教授のフレンチーがフルブライト研究費で来日した際、夏目房之介氏に取材した時のもの。左から息子の海(10歳)、レストラン「エッグファーム」のオーナーのキミさん、フレンチー、彼女の元学生で日本滞在中のマイケル(今回彼女の通訳件研究助手?)、そして夏目氏。(*他の関連写真はここをクリック!Flickr写真サイトにリンクしますよ ^_^)下記2008年2月14日に日本で発売された「少女マンガパワー!巡回展示会」図録の中に収められた私の原稿の中より「あとがき」部分の抜粋。夏目房之介さんに「あの最後の部分は名文です。感動しました。」と、ほめていただいた(^_^)。たぶんこれからもいろいろ文を書き続けることになると思うけど、こういう風に夏目さんにほめていただくのは、たぶんこれが最初で最後のことだと思うので、記念にここに載せてみます。(*全文はPDF版でここからリンク。Please click here to get the full article (PDF)!「あの部分 ^_^!」以外に興味のある方は、クリックしてみてください。)
少女マンガ!ガールズパワー!: 北米 巡回少女マンガ展示会を終えて
(A North America Touring Exhibition of Girl’s Power! Shojo Manga!:
Its Contribution & Influence to Visual Pop-Cultural Society)
あとがき(日本巡回に向けて): Toward to the Japan Tour in 2008
日本本土から遠く離れた奄美大島で生まれ育った私にとって、東京はあこがれの地、そして、アメリカ、ヨーロッパははるかかなた夢の世界であった。当時の奄美大島—東京間は、今の日本—米国(例えば成田—サンフランシスコ)よりずっとずっと精神的に遠かったのである。そんな子ども時代、月一で本土より船便で送られてくる月刊マンガ雑誌から得る情報がすべてだった。気が遠くなるような長い夏の一日、白い砂浜の上に一人、遠くに海峡をわたる船を眺めながら、マンガのストーリーに夢を乗せ、はるか未来を夢見る少女だった。そんな私にとって、少女マンガは夢をとどけてくれる唯一の媒体だったのである。うん十年後の今、こうして遠く太平洋を越え、米国で生きていることに感慨を覚える。今思うと少女マンガの夢見る世界が私を外の世界へと駆り立ててくれたのかもしれない。
For me who grew up in Amami Ohshima (island) far from the main land, Japan, Tokyo was an ideal metropolitan. And America and Europe were far way from the reality in my dream. In those days, the distance between Tokyo and Amami was mentally and psychologically farther than that of Japan and the US (e.g. Tokyo and San Francisco). In my childhood, a monthly manga was only media to get the updated information that was shipped to bookstores in Amami from the Mainland Japan. For example, during a long day sometime in summer, I was sitting on white coral beach, looking at a boat in the ocean, and I was dreaming my future with the story of shojo manga. I was one of a dreamy girls as other girls were. For me, it might be the story of shojo manga itself that encouraged and pushed me to go beyond the dreamy line to come to the US.
たかがマンガされどマンガである。「少女」という時代ははるかに遠くなってしまったが、それでも少女マンガは私がかつて夢見る夢子だった少女時代につれもどしてくれる。今はもう初恋の相手の顔を思い出せなくなってしまったが、あの時の切ない気持ちだけは昨日のように思い出せる。かつて等身大の自分自身として読んでいた少女マンガのストーリーを、今度はかつての少女だった私自身を回想しながら懐かしく、そしてほろ苦く読むことができる。そうマンガは読み手の年齢によって、同じストーリーを一度ならず二度も三度も別の状況で読めるおいしいメディアなのである。
Just a manga, however, it is manga. Although my shojo period was far passed away, the shojo manga brings me back to me to the dreaming period when I was a child. I don’t remember the face of my first’s love anymore, but I still remember my own sentimental feeling how I felt for him as it is almost just yesterday. I used to read the story in shojo manga by overlapping my own things. Now I can read the story to cherish my own sweat and bitter memory how I was when I was a girl in those days. Yes, manga is a very delicious media that can repeat to read the same story as a visual novel more than one time depending on the readers’ ages.
Monday, February 23, 2009
2006北米巡回展示会「Shojo Manga! Girls' Power!」報告その5 (9/6-10/4/06):カナダはトロントにて
巡回展示会(Shojo Manga! Girls' Power!)スタート当初、1年間の予定だったのが、シカゴを過ぎたあたりから、メディアに取り上げられる回数(その取り上げられ方)から、周りの反響が大きくなっているのがよくわかった。あちこちの美術館から、自分のところでもと声がかかるようになったのもこの頃である。1年目の最後の地、ニューヨークはブルックリンのプラット美大で開催した際、国際交流基金のニューヨーク事務所の洲崎所長(2006年当時)からもし興味があるようでしたら、トロントの国際交流基金(JF)が事務所内にとても良いギャラリーを持っているので、そこでも開催してみますか?と打診を受ける。もちろん一も二もなく賛成だけど、展示会開催には時間がかかるので、今6月ですが、いつ頃でしょうか?と回答しておいた。数日後、連絡があり、9月で如何でしょうとのこと。そんなに早く開催できるとは思っていなかったので、びっくり(もちろんうれしい驚き)。お願いすることにした。そしてせっかくなので、2年目の巡回としてツアー延長がここに決定。その後すぐに、トロント以外の巡回地探しに新たに奔走することになるのである。
トロント(並びにナイアガラ瀑布)の様子はここをクリック!
トロント(並びにナイアガラ瀑布)の様子はここをクリック!
さてさてトロントはどうだったかというと、、、場所はダウンタウンのど真ん中の最高のロケーション。それ以上に、今まで米国で4カ所回ってみて、もちろん各場所でのスタッフの尽力には心から感謝するものの、日本人スタッフと仕事をするのがこんなに楽なんだと初めて感じるくらい、私にとってはありがたい展示会になりました。英語という言葉の壁、そして細かいところで文化の違いを感じていたのだと、トロントでの楽さから、再認識することになりました。(20年近くも米国で暮らしていて、今更言語の壁はないだろうと、つっこみの声が聞こえてきそうですが、何年たってもやはり母国語にはかなわないですよ。それにやはり国民性というか、仕事の仕方というか、いろいろ超えられないものがやはりありますね。)
特に、オープングトークのため、前日にトロント入りした際、JFの久保田さんから「徳先生がもしこの展示に何が不満があるようだったら、徹夜でもみんなで準備しなおそうと話し合ってました。」という言葉に、思わず涙が出そうになるくらいうれしかった。日系カナダ人のび君と二人でラベルの二カ国語表記の訂正等、展示会オープンに直前まで仕事もしました。こういうこともバイリンガルの彼とだからこそ、簡単にできましたが、日本語で話ながら準備できるありがたみをこれほど感じたことはなかったですね。
オープングトークも週の真ん中にもかかわらず、びっくりするくらいの人が200人以上かけつけてくれました。JFの宣伝力にも感心いたしました。(詳細は写真サイトでみてね!)
トロント近くにはナイアガラの滝もあるということで、家族をつれて半分旅行気分でトロント入りしましたが、JFの関係者の方々のおかげで、思い出に残る良い旅となりました。感謝!(上の写真がそれです。ゴミ袋ではありません。さて何でしょう?答えは写真サイト内にありますよ ^_^)
次は再度米国にもどります。それも政治の中心地、ホワイトハウスのある、ワシントンDC、なんと在米日本大使館文化センターでの開催。ここでもいろいろあったのですね、、、
*トロントスター記事
Saturday, February 21, 2009
2006北米巡回展示会「Shojo Manga! Girls' Power!」報告その4 (6/1-6/29/06):ニューヨークはブルックリンにて

夏のスタートと共に展示会はいよいよニューヨークへ、、、実はここでの開催についてもいろいろあったのですね。最初はNYでのサイトディレクター(各展示開催地での責任者)であるマイケル(Dr. Michael Bitz)の大学でもある私大の名門教育大学、Teachers' College Columbia Universityの図書館のギャラリースペースで開催する予定で話しを進めていたのだが、当時図書館の館長が新しい人に代わり、展示の内容を「子ども達の絵を中心に、それに影響を与えたマンガ家たちの絵」をという方向に主旨替えを要求されることになった。もちろんそういうのは受け入れ難いので、なんとか最初の目的(少女マンガを通して日本のマンガの多様性と価値を紹介)に戻しての展示をと交渉を続けるものの、受け入れてもらえず、2者択一を迫られる事に。つまり主旨替えをしての展示か、それともあきらめるか?
言いにくそうに説明するマイケルに私は迷いはなく、「オッケーやめるね。そういう方向での展示はやっぱりできないよ〜。」とあっさり。そこでマイケル「僕に1週間くれないか?別を探してみるから!」と。いや〜本当に彼は探してきたのですね。それも美大の名門、Pratt Instituteのギャラリーを。
夏休みの大学ギャラリーでの開催はそれでも、集客率は低くなる。当然ニューヨークでもブルックリンでの開催だったので、最初の出足はゆっくり。でも新聞等で紹介してもらえたので、聞きつけた人たちが次第に多く集まるようになり、結果オーライになり、本当にホットでした。
個人的には、助成金を出してくれた国際交流基金ニューヨーク事務所やNY領事館の方々がオープニングに来てくださり(もちシカゴの美大時代の友人達、美香ちゃんや愛ちゃんも ^_^)、とても良いオープニングを開催することができました。さらにさらに、ここでのご縁がきっかけで、その秋の南米講演に招かれることにもつながるのですね。それはまた別の話しですが、、、ある程度がんばってだめだと思うと、良くも悪くも、あっさりと引いてしまう私ですが、今回ばかりはマイケルの一言でつながった展示会でした。本当に彼には感謝だなあ。これをきっかけにまた研究仲間として彼との縁が深まって行く事になります。これもまた後の話しで、、、
2006北米巡回展示会「Shojo Manga! Girls' Power!」報告その3 (3/13-4/26/06):シカゴにて:ニューメキシコ大学にて

ポストカードPost card 各サイトで展示会用ポストカードを作成。シカゴでの招待カードの使用イメージは水野英子氏「ハロードック」から)
展示会はいよいよシカゴへ。美大時代を過ごしたシカゴ、だんなのジョンの故郷でもあるシカゴ、そして NAEA (National Art Education Association)の学会にあわせての開催。がんばらなきゃあとワクワク!ところがところが、いろいろあったのですね。開催までの血と汗と涙の物語が。
*メディアからの紹介の参考例は下記をクリック(Following is media information ^_^)
最初の予定では母校でもあるThe School of the Art Institute of Chicago (シカゴ美術学院)のギャラリーで展示会をと、同学院の美術教育教授で友人でもあるケビン(Dr. Kevin Tavin: 彼はこの数年後名門オハイオ州立大学に移ることになるのですが、、、)段取りをつけてくれていたので、喜んでいたのです。が、、、彼がサバティカルで留守にしている間に、使用予定のギャラリーが更新工事のため、使用できないことに。その連絡がケビンには伝わっておらず、サバティカル研究から帰ってきた彼は事の次第にパニック。開催のための最終打ち合わせをと、メール連絡をしても、なかなかメールがもどってこない彼に、「ちょっとこれは何かあったなあ」と女の感(笑)。これが不幸にもあたってしまうことに。平謝りで「どうにか今別をあたってるから少し待ってくれ!」の彼の言葉を信じて待つも、なかなか連絡が来ず、最終的には「I'm so sorry」の一言で白紙に。うわあ!どうしよう。
普通だったらあきらめるところだけど、まだ開催には半年(もうだけど)あったし、シカゴは自分にとって美大時代を過ごした地元。地の利はよくしっているので、絶対代わりを見つけられると、確信のようなものが不思議とありましたね。ジョンとインターネットで美大のギャラリースケジュールをリサーチすること数日、同時期にまだ予定がアップされていない数カ所のギャラリーにメールでコンタクト。なんとすべてから「ぜひうちで」というありがたい申し出を受け、メールを出したその日の内に連絡がきたやはり老舗の美大である Columbia College Chicago での開催が可能になりました。正式に契約書にサインした時には涙が出ましたね。
結果ですが、シカゴ美術学院でなくで、ここでのギャラリーでの開催は正解でした。シカゴ美術学院は美大の名門ですが、学院のギャラリーは美術館の裏側からのアクセスで地の利はそれほどよくない。それに比べてコロンビアカレッジのギャラリーはダウンタウンのど真ん中で、それもガラス張りのショールームが24時間ライティングされ、往来をゆく人々の目をうまく惹くようにセッティングされていて、集客率は最高でした。
メディアの反応もここでブレイクすることに。名門新聞のシカゴトリビューン、シカゴサンタイムズ、ローカルの新聞&雑誌多数、そしてシカゴトリビューンの教育TVで特集してくれ、よかったよかった。この後の展示会はあちこちでメディアに取り上げてもらい、スタート当時の心配はどこへ、といった状況になるのですが、この時はまだそこまでは予見できていない状態で、毎回一杯一杯の感じでしたね。
あっそうそうNAEA参加の美術教育関係の方々もオープニングにたくさん来てくださいましたよ。みなさんありがとね。日本からは岡山の赤木先生や森先生も共同発表でいらしてくださり、会場では日本からの漫画家と間違えられたりと、、、(笑)。それなのに、さっとお二人はマンガを皆の前で描いたりして喝采を浴びておられました。さすが〜日本の美術の先生方と思った物です。あ〜この後もまた波乱が待っているのかしら。
(*この展示会からチコの街にもどった翌日、日本から父他界の連絡。ずっと療養中だった父。今思うと私の仕事の目処がつくのを、そしてサクラの時期まで待って逝ってくれたのでしょうか。日本に入ってみた中野通りの夜桜の美しさを私は一生忘れられない気がします。余談です。)
2006北米巡回展示会「Shojo Manga! Girls' Power!」報告その2 (1/23-2/17/06):ニューメキシコ大学にて
さてさてチコを皮切りにスタートした巡回展示会は西から東へと大陸を横断する形で巡回することに。2番目の開催地はニューメキシコ州、ネィティブアメリカン、特にブエブロの土地で有名なアルバカーキーへ。州の名門ニューメキシコ大学の美術教育ギャラリーでの展示会開催ということになりました。ここでのサイトディレクター(各巡回地での責任者)は美術教育仲間でもあるナンシー (Dr. Nancy Pauly)。彼女とは米国の美術教育学会 NAEA (National Art Education Association)で知り合ったのがきっかけ。彼女のVisual Pop-Culture 関連の発表の内容にほれこんでいて、話しをしたのがきっかけ。その後展示会の話しを持ち込んだら、彼女がなんと美術教育関連ギャラリーの責任者ということで、すっーと決まったんですね。この巡回展示会の開催地を探すのに苦労していた私は本当にうれしかったのを今でもおぼえています。(今ではあちこちから開催のお誘いを受けますが、当初は米国ではマンガなんてと相手にもされなかったの。今では信じられないでしょうが、、、)ここのギャラリーは他の開催地と比べても一番小さなスペースで23人の作家さんお一人につき2枚のパネル(一枚が約1m1m)を用意していたのですが、スペースがないということで一枚だけの展示に。
でもここでは大学の授業とリンクして多様な専門(日本語学、比較文化学、ジェンダー学、もちろん美術教育学、その他)の授業の中で、展示会を使ってもらえたのがとてもよかった。展示会開催の目的の一つ、大学美術館で開催し、無料で公共に公開することによって、まんがを知らない人たちにもその多様性と価値を理解してもらうこと。さらに大学の授業で課題としてマンガをテーマに学ぶことによって、マンガに興味がなかった人たちも、より深く、そしてより広く、そして願わくば、学んだ学生達が全米中に広がることによって、マンガの評価もまた広がってくれると良いいなあ、、、等々と考えていたのですね。
そういう意味でも、ここでの開催ははでではありませんでしたが、一番私の当初の目的に叶った形での開催となりました。ニューメキシコの地はまた独特の雰囲気があり、ずっときたかったところだったので、この展示会をきっかけに訪問することができ、とても良い旅になりました。
(もちろんハプニングもありましたよ。送付したアクリル板強化ガラスのパネルがシッピングの扱いが乱暴だったのでしょうね。7枚程割れており、保険等で最終的にカバーしてもらいましたが、展示の前にばたばたしました。また2箱にわけて送付した図録の内、1箱が水濡れプラスぼろぼろの状態で届いていましたよ。これは1年もかけて保険交渉をしましたが、担当者がのらくらとして、結局あきらめました。それ以来、私は大切なものはUPSを使っていません。)
2005北米巡回展示会「Shojo Manga! Girls' Power!」報告その1 (10/26-12/14/05):チコよりスタート
いろいろメディアでも紹介されました。下記参考まで。
図録も多くの方の貢献で出版することができました。80頁の前半分は10人の専門家による「マンガ」を含むVisual Pop-cultureについての論文集。そして後半は23人の作家さんのプロフィールや作品紹介です。日本のヴィジュアル ポップカルチャーの入門書になれば幸いです。

The catalogue is unique, divided into two parts. In the first part scholars and critics from Japan and the US discuss the phenomenon of Japanese manga and its influence in US society. Each contributor has written a short article on Japanese visual pop culture from the perspective of their research in their own fields. The second part contains information about each shojo manga artist who has contributed to the exhibition, including historical background, characteristics of the artworks, and the artist’s philosophy as expressed through manga. In this part the shojo manga artists are divided chronologically into three main epochs from post W.W. II to the present: 1) Dawn of shojo manga, 2) The diversity of girls’ manga, and 3) The new generation and new directions in shojo manga. We hope that you enjoy exploring the historical and cultural changes that took place in the shojo manga of each period in response to the social changes experienced by females in Japan during those same periods.
少女マンガ展図録は2つの内容に大別されています。 日本マンガやポップカルチャーに見識のある方々の論文集、 一つは23人の作家の方々の作品紹介とプロフィール。また作家紹介の部分は、3つの時期に分けてまとめられています1)近代少女マンガの夜明け時代、 2)近代少女マンガの多様化の時代、そして 3)次世代少女マンガ時代へ。

Exhibition Catalogue Poster
(展示会カタログ宣伝ポスターよりイメージ抜粋「ベルサイユの薔薇(池田理代子作)」)
(80 pp. colors & black/white. Cover image is from Riyoko Ikeda) published in CSU-Chico
Sponsored by the Japan Foundation (Order: Click here ^_^!)
The catalogue is unique, divided into two parts. In the first part scholars and critics from Japan and the US discuss the phenomenon of Japanese manga and its influence in US society. Each contributor has written a short article on Japanese visual pop culture from the perspective of their research in their own fields. The second part contains information about each shojo manga artist who has contributed to the exhibition, including historical background, characteristics of the artworks, and the artist’s philosophy as expressed through manga. In this part the shojo manga artists are divided chronologically into three main epochs from post W.W. II to the present: 1) Dawn of shojo manga, 2) The diversity of girls’ manga, and 3) The new generation and new directions in shojo manga. We hope that you enjoy exploring the historical and cultural changes that took place in the shojo manga of each period in response to the social changes experienced by females in Japan during those same periods.
少女マンガ展図録は2つの内容に大別されています。 日本マンガやポップカルチャーに見識のある方々の論文集、 一つは23人の作家の方々の作品紹介とプロフィール。また作家紹介の部分は、3つの時期に分けてまとめられています1)近代少女マンガの夜明け時代、 2)近代少女マンガの多様化の時代、そして 3)次世代少女マンガ時代へ。
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