夏のスタートと共に展示会はいよいよニューヨークへ、、、
実はここでの開催についてもいろいろあったのですね。最初はNYでのサイトディレクター(各展示開催地での責任者)であるマイケル(Dr. Michael Bitz)の大学でもある私大の名門教育大学、Teachers' College Columbia Universityの図書館のギャラリースペースで開催する予定で話しを進めていたのだが、当時図書館の館長が新しい人に代わり、展示の内容を「子ども達の絵を中心に、それに影響を与えたマンガ家たちの絵」をという方向に主旨替えを要求されることになった。もちろんそういうのは受け入れ難いので、なんとか最初の目的(少女マンガを通して日本のマンガの多様性と価値を紹介)に戻しての展示をと交渉を続けるものの、受け入れてもらえず、2者択一を迫られる事に。つまり主旨替えをしての展示か、それともあきらめるか?
言いにくそうに説明するマイケルに私は迷いはなく、「オッケーやめるね。そういう方向での展示はやっぱりできないよ〜。」とあっさり。そこでマイケル「僕に1週間くれないか?別を探してみるから!」と。いや〜本当に彼は探してきたのですね。それも美大の名門、Pratt Instituteのギャラリーを。
夏休みの大学ギャラリーでの開催はそれでも、集客率は低くなる。当然ニューヨークでもブルックリンでの開催だったので、最初の出足はゆっくり。でも新聞等で紹介してもらえたので、聞きつけた人たちが次第に多く集まるようになり、結果オーライになり、本当にホットでした。
個人的には、助成金を出してくれた国際交流基金ニューヨーク事務所やNY領事館の方々がオープニングに来てくださり(もちシカゴの美大時代の友人達、美香ちゃんや愛ちゃんも ^_^)、とても良いオープニングを開催することができました。さらにさらに、ここでのご縁がきっかけで、その秋の南米講演に招かれることにもつながるのですね。それはまた別の話しですが、、、ある程度がんばってだめだと思うと、良くも悪くも、あっさりと引いてしまう私ですが、今回ばかりはマイケルの一言でつながった展示会でした。本当に彼には感謝だなあ。これをきっかけにまた研究仲間として彼との縁が深まって行く事になります。これもまた後の話しで、、、
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