ポストカードPost card 各サイトで展示会用ポストカードを作成。シカゴでの招待カードの使用イメージは水野英子氏「ハロードック」から)
展示会はいよいよシカゴへ。美大時代を過ごしたシカゴ、だんなのジョンの故郷でもあるシカゴ、そして NAEA (National Art Education Association)の学会にあわせての開催。がんばらなきゃあとワクワク!ところがところが、いろいろあったのですね。開催までの血と汗と涙の物語が。
*メディアからの紹介の参考例は下記をクリック(Following is media information ^_^)
最初の予定では母校でもあるThe School of the Art Institute of Chicago (シカゴ美術学院)のギャラリーで展示会をと、同学院の美術教育教授で友人でもあるケビン(Dr. Kevin Tavin: 彼はこの数年後名門オハイオ州立大学に移ることになるのですが、、、)段取りをつけてくれていたので、喜んでいたのです。が、、、彼がサバティカルで留守にしている間に、使用予定のギャラリーが更新工事のため、使用できないことに。その連絡がケビンには伝わっておらず、サバティカル研究から帰ってきた彼は事の次第にパニック。開催のための最終打ち合わせをと、メール連絡をしても、なかなかメールがもどってこない彼に、「ちょっとこれは何かあったなあ」と女の感(笑)。これが不幸にもあたってしまうことに。平謝りで「どうにか今別をあたってるから少し待ってくれ!」の彼の言葉を信じて待つも、なかなか連絡が来ず、最終的には「I'm so sorry」の一言で白紙に。うわあ!どうしよう。
普通だったらあきらめるところだけど、まだ開催には半年(もうだけど)あったし、シカゴは自分にとって美大時代を過ごした地元。地の利はよくしっているので、絶対代わりを見つけられると、確信のようなものが不思議とありましたね。ジョンとインターネットで美大のギャラリースケジュールをリサーチすること数日、同時期にまだ予定がアップされていない数カ所のギャラリーにメールでコンタクト。なんとすべてから「ぜひうちで」というありがたい申し出を受け、メールを出したその日の内に連絡がきたやはり老舗の美大である Columbia College Chicago での開催が可能になりました。正式に契約書にサインした時には涙が出ましたね。
結果ですが、シカゴ美術学院でなくで、ここでのギャラリーでの開催は正解でした。シカゴ美術学院は美大の名門ですが、学院のギャラリーは美術館の裏側からのアクセスで地の利はそれほどよくない。それに比べてコロンビアカレッジのギャラリーはダウンタウンのど真ん中で、それもガラス張りのショールームが24時間ライティングされ、往来をゆく人々の目をうまく惹くようにセッティングされていて、集客率は最高でした。
メディアの反応もここでブレイクすることに。名門新聞のシカゴトリビューン、シカゴサンタイムズ、ローカルの新聞&雑誌多数、そしてシカゴトリビューンの教育TVで特集してくれ、よかったよかった。この後の展示会はあちこちでメディアに取り上げてもらい、スタート当時の心配はどこへ、といった状況になるのですが、この時はまだそこまでは予見できていない状態で、毎回一杯一杯の感じでしたね。
あっそうそうNAEA参加の美術教育関係の方々もオープニングにたくさん来てくださいましたよ。みなさんありがとね。日本からは岡山の赤木先生や森先生も共同発表でいらしてくださり、会場では日本からの漫画家と間違えられたりと、、、(笑)。それなのに、さっとお二人はマンガを皆の前で描いたりして喝采を浴びておられました。さすが〜日本の美術の先生方と思った物です。あ〜この後もまた波乱が待っているのかしら。
(*この展示会からチコの街にもどった翌日、日本から父他界の連絡。ずっと療養中だった父。今思うと私の仕事の目処がつくのを、そしてサクラの時期まで待って逝ってくれたのでしょうか。日本に入ってみた中野通りの夜桜の美しさを私は一生忘れられない気がします。余談です。)
No comments:
Post a Comment