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Saturday, February 21, 2009

2006北米巡回展示会「Shojo Manga! Girls' Power!」報告その2 (1/23-2/17/06):ニューメキシコ大学にて


さてさてチコを皮切りにスタートした巡回展示会は西から東へと大陸を横断する形で巡回することに。2番目の開催地はニューメキシコ州、ネィティブアメリカン、特にブエブロの土地で有名なアルバカーキーへ。州の名門ニューメキシコ大学の美術教育ギャラリーでの展示会開催ということになりました。ここでのサイトディレクター(各巡回地での責任者)は美術教育仲間でもあるナンシー (Dr. Nancy Pauly)。彼女とは米国の美術教育学会 NAEA (National Art Education Association)で知り合ったのがきっかけ。彼女のVisual Pop-Culture 関連の発表の内容にほれこんでいて、話しをしたのがきっかけ。その後展示会の話しを持ち込んだら、彼女がなんと美術教育関連ギャラリーの責任者ということで、すっーと決まったんですね。この巡回展示会の開催地を探すのに苦労していた私は本当にうれしかったのを今でもおぼえています。(今ではあちこちから開催のお誘いを受けますが、当初は米国ではマンガなんてと相手にもされなかったの。今では信じられないでしょうが、、、)



ここのギャラリーは他の開催地と比べても一番小さなスペースで23人の作家さんお一人につき2枚のパネル(一枚が約1m1m)を用意していたのですが、スペースがないということで一枚だけの展示に。

でもここでは大学の授業とリンクして多様な専門(日本語学、比較文化学、ジェンダー学、もちろん美術教育学、その他)の授業の中で、展示会を使ってもらえたのがとてもよかった。展示会開催の目的の一つ、大学美術館で開催し、無料で公共に公開することによって、まんがを知らない人たちにもその多様性と価値を理解してもらうこと。さらに大学の授業で課題としてマンガをテーマに学ぶことによって、マンガに興味がなかった人たちも、より深く、そしてより広く、そして願わくば、学んだ学生達が全米中に広がることによって、マンガの評価もまた広がってくれると良いいなあ、、、等々と考えていたのですね。

そういう意味でも、ここでの開催ははでではありませんでしたが、一番私の当初の目的に叶った形での開催となりました。ニューメキシコの地はまた独特の雰囲気があり、ずっときたかったところだったので、この展示会をきっかけに訪問することができ、とても良い旅になりました。

(もちろんハプニングもありましたよ。送付したアクリル板強化ガラスのパネルがシッピングの扱いが乱暴だったのでしょうね。7枚程割れており、保険等で最終的にカバーしてもらいましたが、展示の前にばたばたしました。また2箱にわけて送付した図録の内、1箱が水濡れプラスぼろぼろの状態で届いていましたよ。これは1年もかけて保険交渉をしましたが、担当者がのらくらとして、結局あきらめました。それ以来、私は大切なものはUPSを使っていません。)

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