Monday, March 5, 2012
Saturday, May 7, 2011
A Cover of Textbook of "Visual Culture & Literacy: Art Appreciation from Multicultural Perspectives": 芸術鑑賞教育教科書のカバーページ完成!
1月の後半に出版会社に教科書カバー用のイメージを提出してから3ヶ月あまり、出版会社のデザイナー作成のカバーデザインを見せられること2回、どうしても納得できず、締切の迫る中、結局自分達(うちの芸術学部の同僚でいつもデザインを手伝ってくれるエレンと)で作ることにした。結果がこれ(見開き:右半分がフロント、背表紙部分が真ん中、そして左半分がバックカバーになります)。出版会社の指定する(版権の問題があるので)イメージサイトから使用する可能性のあるイメージを選び出し、それでいくつかカバーデザインのパターンを3つ程。各イメージとともに、使用したビジュアルの情報をすべて書き出して、出版会社へ提出し、許可を待つ事に。
オーライが出たところで、高解析度のヴィジュアルを改めて送付してもらい、それで最終デザインを作成。これがその一品。かけた時間はたったの二日。信頼するデザイナーと一緒にやるとこうも時間が節約、そして好みの作品ができるのであーる。うれしい!
カバーデザインの私が課した条件は教科書の目的通り「Multicultural Perspectives」を表現すること。つまりカバーデザインに使われるヴィジュアルイメージは「1. Past-Present」, 「2. Western & Non-Western」, 「3. Diverse Media」を象徴していること。なのですが、、、出版会社のデザイナーの作ったデザインはどれもなぜか非常に日本的すぎる物ばかり。最初のは伝統的な墨絵(鯉)だったし、調整をお願いしできた2番目のデザインはなんとマンガ的な「芸者と女の子に龍と仏様」。うっ、、、涙。(ここで紹介できないのが残念ですが。)
出版会社のデザイナーをさしおいて「自分たちで作るというのは失礼」という気持ちがあったので、妥協するかどうか迷いましたが、、、自分達で作ってみて「あの時、妥協しなくて本当によかった。」というのが今の実感。
(*中身の方は5/20の締切に向けて猛ダッシュ中。これまた涙、、、)
Friday, May 6, 2011
A Report of Koi-art Project in Fukushima for USSEA column in NAEA Newsletter: NAEA ニュースレター記事「鯉アートプロジェクト報告」」
A Therapeutic Koi-art Project for children in Fukushima, Japan
Masami Toku
USSEA Child Art Exhibit Director
California State University, Chico
(Figure 1: Koi Proejct for children who are evacuated from nuclear plant crisis in Fukushima)
One week after the tragedy happened in Japan, I sent out the following message to my colleagues in Chico, California on March 18, for the development of a fund-raising event.
“As you already might know, Japan (Tohoku region – North part) suffered a big earthquake (M9) and tsunami on March 11. More than 18,000 people passed away and are missing so far. Thank you so much for your many messages. All my family and relatives are living in the central and southern part of Japan and they are okay. But I have many friends around the area and am still waiting for contact from them since it happened ... Some of you might remember my friend, Prof. Koichi Watanabe who came to participate in the first cultural event of the Way of Asia in 2008 to organize his art show and give his talk. He is from the area, Fukushima, of the nuclear plant crisis. Since the earthquake, he has been having a tough time contacting survivors, and he will be finally able to evacuate from the Fukushima area after the final meeting on Saturday, 4/19. He is one example of what my Japanese colleagues are doing in response to the disaster. I would like to do something for them and to do so, I need your HELP.”
This is just one example of many fund-raising projects in the USA for those Japanese who suffered from the natural disasters of earthquake and tsunami. People could not believe that this happened in Japan, the country best prepared for those types of disaster due to their past experiences. But it happened, and more surprisingly, it was one of the worst disasters in Japanese history with more than 27,000 lost lives.
After the event, I flew to Japan to visit Fukushima and observe the art project by Koichi Watanabe, an artist and art educator, at Fukushima University, Japan. Watanabe was organizing an art project for those children who suffered and continue to suffer from the disaster. He calls it the “Koi-art project.” It was an urgent therapeutic art project.
There are two Koi projects: one is a collaborative project to make a gigantic Koi (carp), each scale created by an individual, then combined to make one Koi (see figure 1 above: a gigantic collaborative Koi displayed in the public gym that serves as a temporary shelter for those evacuated from Fukushima).
The other is a call for artwork from all over the world for a single small Koi created and designed by each individual such as children and adults including artists and educators for hope and support.
(See figure 2: Yoshiomo Nara, an artist, and college students in Fukushima University who checked the artworks from Switzerland, and figure 3: Toku is creating a Koi when she visited Fukushima University)
The purpose of the project was to heal children through a kind of therapeutic art project. The Koi (carp), is a symbol of strength and a metaphor of hope; the fish swim again the current and go beyond obstacles to survive and thrive in this world.
I visited Japan to observe the current situation and the project itself in Fukushima on April 24, 2011. I asked where the idea came from, and Watanabe responded that he felt the necessity to give those refugee children an art project to have them focus on making something more positive, rather than focusing on the nuclear power crisis and its invisible & endless fear. It was also helpful to make a colorful display in a colorless refugee area
(see figure 4 above: white cardboard spaces in a public city gym) and the town of Fukushima.
(see figure 5: the Koi(s) are displayed in town starting from the 1st of May)
The 5th of May is a national holiday called Children’s Day, and there is a custom to display a family of Koi wind socks, representing our (adults’) hopes for children to grow physically and mentally healthy. Watanabe, who himself has suffered from this tragic event in Fukushima, also hopes this project will encourage those children to persevere in this tragedy. The call for artwork still continues and we hope many Koi will come from the US as well.
Tuesday, May 3, 2011
A Report from 2011 NAEA conference by Prof. Maeshima: 前嶋先生のNAEA学会参加報告
「NAEA参加の感想ということになるとたくさんありますが、参加者が皆さん真剣で積極的なことでしょうか。
InSEAよりも「皆で話し合おう」という空気が強く感じられました。
個人的には、Teresaさんの教育要領の改訂に関する意見に大変興味を持ちました。音楽なども含めた統合的な芸術教育など、先進性とDBAEに基づいているであろう伝統、おそらくデューイにまで遡る知見に感化されました。これを聴けただけでもシアトルに行った価値がありました。
Teresaさんの著書か論文で読むべきものがあればご紹介下さい。
画材などの展示会場もはるかに広くてアメリカだなーと感じました。陶芸コーナーでは、日本人でシカゴで仕事をしている方ともお話し出来ました。
総合的な感想は、個々の研究の方向性も焦点の絞られたゴールの見える研究であることが感じられました。しかし客観性という意味では、美術教育である共通点でNAEAも日本的であるかとも感じました。この点は、私の勘違いかもしれません。」(5月2日)
「感想の追加をいたします。
会場の立地もよく、運営もとても気持良かったです。
朝早くから夜まで長い時間発表等が続き、充実した大会であると感じました。加えて何百もの応募があることを思うと美術教育が大切にされていることを実感出来ました。芸術に基づく教育は、つまり数学や物理学などの論理的思考を培う教科と対になる感念的思考を養う教科として位置づけられ、その意義も広く認識されているということでしょう。日本でも教育の両輪となる主要科目として位置づけられなければなりません。」(5月3日)
Sunday, May 1, 2011
2011 NAEA conference at Seattle:シアトルでのNAEA学会便り
今回のリベンジ(もとい やり直し)というわけでもありませんが、この夏のInSEA (International Society for Education through Art)国際学会会場、ハンガリーのブタペストで、再チャレンジ。それまでには体調を万全に整えて、ヨーロッパに飛びたいと思います。
(この学会を口実に6月初めに、家族でドイツに飛び、そして東へ移動しながらブタペスト、そして南下して、イタリアからアメリカへ帰国するという一ヶ月の旅の予定。現在執筆中の「芸術鑑賞教育学」の教科書の資料収集の目的でもあります。そしてそして少女マンガ特別三人展示会と関連講演会をこの夏再び国際交流基金のサポートのもと、ヨーロッパでスタート。楽しみな夏はもうすぐ。それまで、、、がんばるぞい!)
Friday, June 4, 2010
美術教育関連NPO法人 CANVASの依頼原稿:米国の美術教育の現状について
(カリフォルニア州美術教育プログラムを元に)
Saturday, April 17, 2010
2010 米国美術教育学会報告其の三 (4/13-4/18): 2011年度開催地シアトルでの展望
実はもう既に5月、というのにタイトルだけあげて、なかなか中身を更新できないでいるこのブログを少しつづ書き始めている。2010 米国美術教育学会報告其の二 (4/13-4/18): 「米国の悲劇日本の悲劇」
すご〜い何か物議をかもしだしそうなタイトルをつけてしまったけれど、言いたかったことはひとつ。美術教育の抱える基本的な問題は国を超えていっしょだけれど(つまり日米ともに)、それに対応する方向性が全く逆のような気がつくづくする。2010 米国美術教育学会報告其の一 (4/13-4/18): 2010年度のテーマ考察「Social Justice」
今回のボルチモアの学会は2年振りの発表ということで、パネルディスカッションもあわせて、4つの発表があったので、実は他の発表を聞く機会がなかった。でも4つの発表の内、パネルが2つあり、結果そのパネラーの発表を聞くことができたので、良い経験をさせてもらった。その他、ボルチモア滞在に関して言えば、今まで以上に楽しめた。当初はワシントンDCでの開催が予定されていたが、別の大きな学会と重なり、学会会場が確保できないということで、急遽近くのボルチモアでの開催となった。(なんでも800件以上の発表&ワークショップを開催し、5千人の参加者をまかなうということになると、そう簡単に代替場所は難しいらしい。納得。)結果よかったのである。ボルチモアがこんなに素敵な都市とは知らなかった。
写真は例の「Visionary Museum」に行く途中見かけたアメリカ国旗。ちょっとちがうのがわかりますか?そう星の数が少ないのですね。南北戦争前のもの。これを見た時、アメリカ史を知らない私でも、少々感慨深いものがありました。200年には200年の歴史があるのですね。
ということで、今回のブログのタイトル「Social Justice」。今年の学会テーマが「社会的公平さ/正義」とは、どうなっているの?もともと米国はこの国旗でもわかるように、もともと人間は弱く公平さに欠く存在であり、それだからこそ皆でそれを追求する必要があるという姿勢が社会の中に満ち満ちている国。特定の学科に限らず、ほとんどの学科でこのテーマに関する授業は行われているので、特別に驚くことは何もないのだけれど、あえて「美術教育」のテーマとして特定するにはやっぱり、おやと思わずにいられない。
このテーマをどの切り口からせめていくのか?
いずれにしろますます「作品制作」より「批評」の方にシフトしているのが、米国の美術教育であることは間違いないですね。それでいいのか?アメリカ?いいのか悪いのかについて、もしくはまたこれらの方法論について、これから侃々諤々、口角泡を飛ばし、ロープをはって(笑)、討論がすすむことにこれからしばらくはなるでしょう。
Friday, November 27, 2009
2009年度CAEA学会報告(11/13-11/15):ロスアンジェルスにて

2000年と2001年、カリフォルニアに移って来てから2年続けて参加の後、CAEA (California Art Education Association:カリフォルニア州美術教育協会)の学会から、久しく遠ざかっていたのだけど、久しぶりに参加することにした。理由は単純。今までこの時期ほとんどアメリカを離れていて、他のプロジェクトで他国をうろうろすることが多かったのだけど、昨年2008年度でようやく例の少女マンガプロジェクトも少し落ち着き、今年はチコの街にいたっていうのが理由なの。昨年より同僚のテリサが美術教育の学生をつれて学会参加。学生達に現場の先生方のワークショップに触れさせるという目的でがんばってくれていた。そんな彼女に敬意を評して、私も今年こそはその手助けをとロスアンジェルスと遠方ながら、今年は参加することにしたのた。それにしても参加費が高いよ〜(なんと$300ドルもするの)。NAEA (National Art Education Association:米国美術教育協会)の学会の参加費は$100ドルくらいなのに、なぜ州の学会がそんなに高いの?と思っていたら、これにはワークショップ準備費用として各参加者に交付される$50も含まれているからなんだろうな、きっと。急にキャンセルが出たということで、追加ワークショップを公募していたので、思わず手をあげました。ワークショップ一つも2つも同じだわいと思ってだけど、テリサも同じ事を考えていたようで、追加ワークショップをしてました。
NAEA学会がワークショップというより、研究発表が中心であるのに比べて、この州の美術教育学会CAEAはワークショップ中心ということと。大学関係というより、現場の先生方が多く参加されていて、それぞれのカリキュラム紹介としていろいろなレッスンをワークショップを通して紹介している。ということで、私もヴィジュアルリテラシーレッスンとしての4コマアートプログラム並びに同展示会公募の紹介を、そしてテリサは美術教育における多文化主義ということで、幼稚園用レッスン、メキシコのYarn Painting (毛糸でお描き)のワークショップ。
Wednesday, November 4, 2009
カリフォルニア州立大チコ校での美術教育プログラム紹介:Art Education Program in CSU-Chico
Thursday, September 3, 2009
NAEA出版の批評文(其の二):Globalization, Art, and Education
下記の黄緑色の文はそのブラブ(Blurb: 米国では本の裏表紙に宣伝文として印刷されることが多い)の本文です。実際の出版物にはこの文の中から抜粋したものが掲載されることになります。きっと。(他の章を担当されるのは、どういう方々がそれぞれの章の宣伝文を書かれているのか、今から楽しみ ^_^)
Globalization, Art, and Education
edited by Elizabeth Manley Delacruz, Alice Arnold, Ann Kuo, and Michael Parsons
Masami’s Blurb for
Section III: Global and Local Youth Cultures & Sites, and Online and On-Site School Practices with Young People
What kinds of visual culture influence global and local youth cultures? How does visual culture appear and transform the minds of youth and society?
No one doubts that youth are surrounded by visual culture: however, it does not mean that we know the mechanism of this cultural phenomenon. Our world, especially for young people, is no longer simple, but increasingly complex. The goings on of the youth world are invisible to most people, hidden beneath the many layers of the cyber world.
Delacruz introduces the third section of this book, which draws closer attention to global and local youth cultures and sites, and to the online and on-site educational practices of young people in different parts of the world. This chapter is indeed an informative showcase of diverse cultures from West to East based on research drawn from more than 20 countries. Ten authors, from graduate students to senior professors, from different cultures discuss questions and show examples of educational practices from their own cultural points of view of what is globalization in the youth world. Section III is definitely valuable and timely for today’s students, educators, and researchers to understand the global phenomenon of visual pop-culture and its implications for art education. This section is also a great communicative tool for us to predict the near future of global youth culture and society. —Masami Toku, Founder & Director, Shojo Manga Project, Professor of Art Education, California State University, Chico
*下記はその10本の論文のタイトルと執筆者。
Section III: Global and Local Youth Cultures & Sites, and Online and On-Site School Practices with Young People
1. The Global and the Local: The Hybridity of Children’s Culture, by Christine Marmé Thompson
2. Creating Parallel Global Cultures: The Art-Making of Fans in Fandom Communities, by Marjorie Cohee Manifold
3. Glocal New Femininity in Mediascape: Korean Teenage Girls’ Popular Cultural Practices, by Michelle S. Bae
4. Art Education and Cybermedia Spectacles in the Age of Globalization, by Sheng Kuan Chung
5. Facilitating Intercultural Competencies in Cyberspace, by Nancy S. Parks
6. Beyond Visual Literacy Competencies: Teaching and Learning Art with Technology in the Global Age, by Ching-Chiu Lin
7. Embracing a Predicament?: Folk, Applied, Avant-Garde, and Singapore School Art, by Koon Hwee Kan
8. Globalization and Art Education in South Korea: Changes and Complexity of Art Curriculum Research and Practice, by Jae Young Lee
9. A Social Constructivist Study of Metaphoric Portrait Drawings and Identity in a Barcelona Secondary School, by Mary Stokrocki, with Fernando Hernández, Magali Kivatinetz, Eneritz López, and Jordi Macián
10. The Kids’ Guernica Peace Mural Project: A Paradigm for Global Art Education, by Tom Anderson
*この3章での最後を飾る10本目の論文。日本でも著名な、ご存知フロリダ大のアンダーソン博士が阿部先生と始められたゲルニカ壁画プロジェクトについて考察されています。来年2010年で15年を迎えられるのだそうです。「継続は力なり」日本で始まったこの平和を願うコラボの壁画プロジェクト。感慨深いです。私自身、読ませていただき胸にジーンとくるものがありました。
Wednesday, August 26, 2009
NAEA出版の批評文(其の一):Globalization, Art, and Education
今年の6月、ちょうど日本に帰国してアマミーナプロジェクトの準備中、NAEA (National Art Education Association) の出版部マネージャ(Manager, NAEA Publications)のLynn Ezellから一通のメールが届いた。イリノイ大の恩師であるベッティー デラクルーズ博士(Dr. Betsy Delacruz) の編集する本「Globalization, Art, and Education (Elizabeth Manley Delacruz, Alice Arnold, Ann Kuo, and Michael Parsons 編集)」の批評を書いてほしいというもの。4章からなる大作である。
各章をそれぞれの批評者がおり、私は3章「Section III: Global and Local Youth Cultures & Sites, and Online and On-Site School Practices with Young People(研究論文10本)」の担当とのこと。
そういえば、昨年春当の本人ベッティーから公募のお誘いを受けていたような、2008年夏は別件で忙しく結局公募に参加できなかった記憶が、、、論文の代わりに批評文をということかしら?と思いながら、担当の第三章の主題タイトルを見ると「子ども文化におけるローカル化とグローバリゼーション」についての論文集のよう。現在子ども社会&文化に影響のあるヴィジュアルカルチャー(特にマンガね)について主に論文を書いているということで、どうも私に白羽の矢がたったみたい。
メールには、招待を受けてくれるかどうかの返事と、出来る場合は、7/26までにメールにて文を送付してほしいと書いてある。
う〜7/26と言えば、アマミーナプロジェクトの一つ「少女マンガ特別三人展」の最終日、それにその後の東京での4コマアート展示会の準備も引き続きあるし、とても無理 (>_<,,,)。「名誉なことなので、お引き受けしたいのは山々だけど、、」、という風に事情を説明する返答をすぐに送付。すると私のスケジュールに同情してくれたのか、8月初旬まで待ってくれるとのメールがすぐに飛び込んで来た。うっこれは断れない。ということで、引き受けることに。結局日本では書ききれずに、さらに猶予をいただいて、チコの街に帰って来てから、やっと先日書き終えました。
下記のその私の書いた「Blurb(本の宣伝文)」。先にMichael Bitz 博士の本の宣伝文(「Manga High!」 ハーバード大学出版)を書かせてもらったことがありましたが、これが二回目の経験になります。今回は10本の論文を読む事になったので、前回より少し大変でした。が、現在美術教育の中で話題になっているグローバリザーションについての各国の視点での考察を読み比べることができたのはラッキーでした。(それにしてもこれらの執筆者の多くが世界の子ども社会&文化に日本のマンガの影響について語っているのに、、、あーそれなのにそれなのに、その肝心の日本からの執筆がなかったのはかえすがえすも残念。ベッツィーのお誘いの意味がようやく理解できました。貢献できなくて、ごめんなさーい。この次はきっと書きます。)
Friday, April 24, 2009
2009 NAEA報告 其の3 総括: A report from 2009 NAEA Part 3 (Abstract)
今回のNAEAでまず気付いたこと、カタログがシンプルで薄くなったという事。昨年日本に滞在していたため、参加していないので、昨年をのぞく今までのものとの比較ということになるけれど、紙質がグロスの高級感で派手なものから、普通の紙質に代わり、カラーの多色刷りから白黒ではなかったものの、限定カラーになっていた。また少し薄くなっていた感じがする。発表の数は例年通り、千件を超えるはずだから、発表件数とかの理由ではなさそう。これはたぶん現在の経済市場の圧迫を反映して、広告を出していたスポンサーが減ったからではないだろうか?想像の域を超えない私見に過ぎないけれど。
さて学会の中身である。いつものようにNAEA学会は、発表目的や聴衆対象の種類を指定して公募申請するようになっている。公募締め切りは通常学会の9〜10ヶ月以上前の6月中旬から7月上旬。その結果の発表なので、カタログもその分類毎に整理されていて、多くの発表の中から、選びやすいようになっている。(一般発表は25分と50分の2種類で、同じ時間帯に20以上の発表が重なるのである。)
例えば発表目的別の分類では、「Research(進行中の研究発表)」「 Museum Education(美術館教育)」「Technology (テクノロジー)」「Curriculum & Instruction(カリキュラム&指導方法)」等々という風に。またNAEAの関連組織である特別テーマグループもそれぞれ発表枠を持っていて、そこに提出された公募の中からも選ばれている。例えば私の所属する「USSEA (United State for Education through Art)」とか、「Women's Caucus(女性問題)」とかね。あっそうそう日本では美術教育のテーマの範疇には絶対に入りそうにない「Lesbian/Gay/Bisexual/Transgendered Issues Caucus」というグループも米国では存在します。そして対象学年毎の 分類では、もちろん 「Elementary(小学校関連)」「Middle(中学校)」「Secondary(高校)」「Higher Education (大学)」等々。
また毎日「特別発表(招待発表」)や「General Session(美術教育全般や現在今最もホットなテーマを全体で討議)」も開催。まともに回ろうとすると、ぐったりするので、自分の行きたいものを厳選して行く事にしている。
またいつも開場内で開かれている、美術(教育)関連会社(材料関係)の出店で、フリーのサンプルをもらうのも楽しみ。何せ百件以上の会社がボールルーム(ダンスホール)一杯のスペースに広がっているので、回るだけで、結構時間がかかる。が楽しい時間でもある。いつもは発表準備に時間をとられてほとんど行くことができない私も今回ばかりは、時間を取ってゆっくりと回った。一回りすることには、もらった宣伝用のバックが一杯になりました。今回のお気に入りのサンプルはNAEAから貰ったゴッホのフィギュアー(写真)。息子に持っていったがいらないと言われたので、オフィスに飾っておく事にする(笑)さて肝心なこと、今年の学会の特徴はどうだったかである。毎年カタログに掲載されている公募に通った発表テーマをざっと眺めて、今年の美術教育の傾向をはかることができる。今年も例年同様「Visual Culture」がまだいきおいを持続している。(私もこれに関するテーマで発表を続けているので、ちょっとホッと)それに加えてメディア&デジタル関係やリテラシー関係の発表が特に今年は多いような気がする。それにである「Re」と単語の前につく、今までの理論等の再考的なものが、発表内容の中に多いのを感じた。そして美術教育以外の分野(特に経済や世界で話題になっている)「Globalization(グローバル化/国際化)」や「Sustainability(環境保護&維持活動)」のようなテーマなど、美術教育の中でどのように位置づけるのかの討論が今まで以上に活発になってきているのを感じる。まさに「Interdisciplinary (越境:各分野を超えて)」の時代。ますますそれぞれの分野のボーダーラインが薄くなり、米国の美術教育は何でもありの時代の到来。ここ5〜6年特にそれを強く感じる。
また「Cultural Diversity(文化の多様性)」と称し、1980年代以降の「Multiculturalism(多種文化主義)」関連のテーマは今だもって健在である。しかししかしである。それが特定の国の文化や教育システムの紹介、つまり特定の国の名前が発表タイトルについた場合(例えば台湾とか中国とかね)、観客の数が極端に少ないのが気になった。例え、その発表者が米国で著名は人たちであってもである。これは何を意味しているのだろう。穿った見方をすれば、米国では文化の多様性とは実は表面上の言葉だけで、誰も実際には、他国それぞれの美術教育の傾向や特徴には興味を持っていないということなのかもしれない。もしそうだとすればそれは実に悲しい。
現在アジアからの参加者もかなりの数があり、聞いた話しによると韓国から米国に滞在している留学生や大学教員関係は20人を超えるそうである。また台湾は例年より少ないと前置きしながらもやはり20人を超えるとのこと。その他、香港、マレーシア、シンガポールなどなど。さて日本からはというと私一人(といっても私は米国出身になるので、実質的には米国とカウントされるかも)。それはさておき、アジアを中心にした特別テーマグループを作ろうという動きが出て来ている。それが現実になればとてもうれしい。たぶん参加者は最初は少ないだろうが、はじめの一歩が肝心なので、まずは始めようというところだろう。もちろん私もその創始者メンバーの一人になる予定である。
来年2010年の開催地は首都ワシントンDCの近く、東海岸のボルティモア (4/14-18, 2010 - Baltimore, Maryland)、それに参加は難しいとしても、その翌年2011年のシアトル(3/18-21, 2011 - Seattle, Washington)での開催には、たくさんの日本からの参加者を期待している。
Thursday, April 23, 2009
2009 NAEA報告 其の2: A report from 2009 NAEA Part 2 (Special symposia & sessions)

Wednesday, April 22, 2009
2009 NAEA報告 其の1: A report from 2009 NAEA Part 1 (Dr. Eisner & Stanford colleagues)
4/17~4/21までの5日間、ミネソタ州のミネアポリスでのNAEA学会が開催された。毎年全米(世界中?)から約3千とも5千とも言われる美術教育並びに美術館教育関係の人々が集まり、約千件の発表、シンポジウム、ワークショップが開催された。
上記のビデオは、2009年度NAEA (National Art Education Association:米国美術教育協会)、Dr. Eisnerの小講演。学会誌でもある「Studies in Art Education」の50周年記念としての特別セッションのひとこま。10年毎の歴代の編集者(通常2年毎に交代)のその時代時代の特徴や変遷を語ってもらうというもの。シリーズでセッションがあり、アイスナー博士は一番最初の10年、1950年代のところでの参加。ここ数年体調が思わしくなく海外での講演はほとんどキャンセル状態だったアイスナー博士。国内での講演でも体調が悪いのは明らかで、いつものきれのよい話しからはここ4、5年程、遠のいているように感じられていた。今回の参加も学会誌の50周年記念という特別なものでもない限り、出ては来られなかったのではないだろうか。
正直二百人ほどの聴衆で一杯の中、大丈夫かと心配する人も少なからずいたのではないかと思う。私もその一人。でもさすが、、、である。確かに質問に対して、少し沈黙の後、間をおいて語り始めるものの、話し始めたら、すらすらと明晰な話し振りは健在。特に理論を話した後、必ず 「For example ,,,」と具体例を示す、アイスナー博士の論調はやはり見事。理論とそれに関する実践例が見事に頭の引き出しにまとめられているのだと思う。このビデオの中で彼はアシスタントプロフェッサーになりたての一人からの質問「大学側が求める研究をすべきなのか、それとも回りの反応には関係なく自分のしたい研究をやるべきか?」に対して「Both (両方を考慮すべき)」と答えた後、いろいろな例をもとに話しを続けた。ちなみにこのセッションの司会はオハイオ州立大学のエフランド博士。彼もやはり美術教育界の重鎮。(私は個人的にはアイスナー博士よりもこのエフランド博士の論文の方が好きかもしれない。授業の中でよく使わせてもらっている。)
Sunday, March 29, 2009
美術教育&教員養成プログラム紹介(其の2): Art Education & Credential Progras in CSU-Chico
*左記「2009-2011年度版」カタログ。Friday, March 27, 2009
美術教育プログラム&教員養成プログラム紹介(其の1): Art Education & Credential Progras in California State University, Chico

Thursday, March 26, 2009
博士論文の内容構成:the Content of Doctral Thesis in 1998
(Photo) 写真は1/24(or 25)98、イリノイ大学美術教育学部の会議室にて、thesis defenseを終え、委員会長で私のアドバイザーでもあるTinaから「Congratulations Dr. Toku ^_^」と笑顔で告げられ、委員会の皆と一緒に写真を。私は出産をまじかでひかえて、顔も体もふくれあがっている情けない状態です >_<,,,(写真左から幼児教育&発達論のDr. Daniel Walsh, Curriculum & Instruction <> 私と2日後に生まれる海 in my tammy、美術教育のDr. Tina Thomson <>, 音楽教育斗質的研究のDr. Liora Bresler, Curriculum Instruction <>, & 評価学&量的研究のDr. Lizanne DeStefano, Quantitative & Evaluative Research Methodologies <> )












