1. Art Appreciation: Multicultural Perspectives (by Kendall Hunt Pub. Co.):
大学の一般教養コースのひとつとして定着している「芸術環境教育コース」の教科書としてこの2011年新学期(秋学期)にあわせて出版予定。今までの教科書と大きく違うところは、Web-online 教科書とワーキングブック(教科書のあらすじと課題が一緒にコンパクトにまとめられた印刷物形態)の2部構成の教科書であること。今まで出版されている一般的な教科書の問題点を解決することを目的に構成。問題点はまずイメージを多く使用することにより版権料等が教科書に反映され高価になりがちであったこと。そして作成までに少なくとも数年かかることにより、出版された時点ですでに(特に)現代アートの作品例が、すでにアウトデイトになりがちであったこと。また多くの教科書が西洋アートを多く例にとりあげ、その他の文化からのアート作品、そして女性アーティストの作品例が極端に少ない傾向にあったこと。これらの問題を解決して、なるべく安価で学生達に教科書を提供するという目的で、このWeb&印刷バージョンという2形態の「芸術鑑賞教育」の教科書を出版することになりました(^_6)。
2. Voices from the Visual Pop-Cultural World (Anime & Manga): Did ArtED help your Career? Do We Need ArtEd in Schools? (by NAEA Press with Dr. Brent Wilson as a co-author)
美術教育に関連づけて、今まで調査してきたマンガ&アニメの広がり(子どもの認知や美意識への影響)について、一冊このヴィジュアルポップカルチャーという題材で本を出したいと思っていました。なかなか教育という分野の中で、その機会は訪れないと思っていましたが、とうとうというか機は熟したようで、チャンス到来。とてもうれしく思います。現在2,000年から一緒に共同で調査を進めてきたペンシルバニア州立大学の元教授 Dr Brent Wilson との共著になる予定。現在美術教育ではもっとも権威のある米国美術教育学会出版(NAEA Press)で話を進行中。内容は2部構成。1部はブレントとこの10年取材をしてきた日米のマンガ家(アニメも含)、出版関係者、コミケ関係者(できたらマンガに影響を受けたアーティストも)とのインタビュー集。もう1部はこれらマンガ&アニメのエッセンスを元にその美術教育への応用の論文集(公募)になる予定。これらの取材を通して、今後の美術教育はどうあるべきかの問いかけにもなるように構成するつもりです。(もし内容が膨れるようなら、シリーズで2冊もありとブレントと検討中 ^_^) 乞うご期待。(2012年春出版予定)
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