最初は鑑賞教育の授業を拝見。「アートカード(北海道の作品も含めて」のアート葉書を利用して、生徒さんはストーリをグループ毎に組み立て発表していました。アート作品を使って、自分なりに作品の意味と特徴を解釈して、文語りを作り、みんなの前で発表していくという、こどもたちのビジュアルリテラシー(視覚読み取り能力)を高める、具体的かつ実践的な方法ですね。。図画工作の中ではなく、国語の授業の中の展開として実施していたのが、印象深かったですね。米国で他の学科の中で、方法論としてよくアートが使われていますが、日本では学科ごとに明確に別れているという印象を受けたので、森實さんのこの実践はちょっと驚き(もちろん良い意味で ^_^)。これこそ 「Education through Art (アートを通しての教育)」ですね。
その後、こどもの表現力(絵の発達)がどのように年齢とともに変化していくのかを、みなさんと同じ5年生の息子の海の発達とともに、紹介しました。発達の中で、どういう風に自分たちが外からの影響を受けているのか、そしてそれが絵の中に現れているのか。みんな目を輝かせていましたね。「えっそうなの?知らなかった!」と思った人も多かったんではないかな?もちろん米国での展示会の様子や(影響力の最たるもの)マンガがどのように世界で広がっているかの紹介もしましたよ。そしてそして、最後は音楽の時間。皆さんが楽器演奏と合唱をしてくれました。「ひとりじゃないよ。困った時には先生がいる、友達がいる、、、、」という歌詞に、おもわず泣けてしょうがなかったです。一月の間、日本で一人旅を続けていたので、少々ホームシックだったかも。明日はいよいよチコの街に帰ります。またいつか北海道にもどってきますね。皆さん本当にありがとう。
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