(皆既日食2009年7月12日〜26日)
*来年2009年度の天文大イベント「皆既日食(7/22)」の関連イベントの一つとして下記のプロジェクトを立ち上げました。多くの皆さんの奄美大島ご来島をお待ちしています。1.少女マンガ特別展示会:「萩尾望都&美内すずえ& 岡野玲子 三人展(仮題)」
(文化センターにて:7/12〜7/26/09)
1)萩尾望都 (はぎおもと)
1949年5月12日生まれ。福岡県出身。
1969年『なかよし』夏休み増刊号掲載の「ルルとミミ」でデビュー。
1970年代の少女マンガの大革新を支えたマンガ家の代表格。 70年代は、「少女マンガ」が単に
「少女」という性別・年齢に向けたジャンルとしてではなく、人間の心の問題を十全に扱いうるジャンルとして再認識されるようになった頃である。そのムーブメントに大きく貢献したのが萩尾であった。彼女は現代を生きる人々の精神的テーマを、繊細な心理描写を伴う確かな画力・構成力で描き出した。そのことで少女マンガサイドからマンガ表現の可能領域を押し広め、後世に多大な影響を与えた。吸血鬼の登場する伝奇ロマン「ポーの一族」をはじめ、「トーマの心臓」「スター・レッド」「銀の三角」「X+Y」「残酷な神が支配する」「バルバラ異界」など代表作多数。
2)美内すずえ(1951年2月20日大阪出身)
略歴:16才の時、「山の月と子ダヌキと」で集英社「別冊マーガレット」で金賞を受賞し、高校生漫画家としてデビュー。 以後、「13月の悲劇」「はるかなる風と光」「妖鬼妃伝」等、次々に意欲作を発表し、人気漫画家となる。 1976年から連載の「ガラスの仮面」(白泉社)は開始当初より超ベストセラーとなり 少女漫画史上、空前のロングセラー作品として、各界から絶大な支持を受け、TVアニメ化、ドラマ化、舞台化されている。その他、光と闇の伝奇ロマン「アマテラス」(角川書店)では、自らの神秘体験を盛り込んでおり、メッセージ性の高い読み物として、幅広い層に愛読者が多い。精神世界にも造詣が深く、前述の「アマテラス」のイメージCDでは自ら監修を手掛けるなど、精力的に活躍中。
掲載作品「アマテラス(1986-)」
主な受賞歴:
1982年 - 『妖鬼妃伝』で、第6回講談社漫画賞を受賞
1995年 - 『ガラスの仮面』で、第24回日本漫画家協会賞優秀賞
3)岡野玲子(1960年6月24日茨城県出身)略歴: 1982年、『エスタープリーズ』で漫画家デビュー。『ファンシィダンス』で第34回小学館漫画賞、『陰陽師』で第5回手塚治虫文化賞マンガ大賞を受賞。現在、中国の仙界を舞台にした『妖魅変成夜話』を「月刊百科」(平凡社)にて連載中。また、自作のイメージアルバム『雲遊歌舞(ファンシイダンス)』、ブライアン・イーノも参加した『music for 陰陽師』をはじめ、世界最古の電子楽器テルミンが奏でる『eyemoon』や雅楽CD『喜瑞-三方楽家の伝承』のプロデュースなどジャンルを超えた幅広い表現活動も行っている。夫は手塚治虫の長男でヴィジュアリスト(映像作家)の手塚眞氏。
掲載作品「陰陽師 (おんみょうじ1993-2005)」
主な受賞歴:
1989年-第34回小学館漫画賞(『ファンシィダンス』)
2001年-第5回手塚治虫文化賞マンガ大賞『陰陽師』)
2006年 - 第37回星雲賞コミック部門受賞(『陰陽師』)
主な受賞歴:
1989年-第34回小学館漫画賞(『ファンシィダンス』)
2001年-第5回手塚治虫文化賞マンガ大賞『陰陽師』)
2006年 - 第37回星雲賞コミック部門受賞(『陰陽師』)
ところで、なぜ私がこの企画をといういきさつは長〜くなりますが、ここでは短く。この夏実家の奄美大島奄美市(旧名瀬市)に帰郷していた時、奄美市の小中学校の父兄会のお招きで講演をすることに。その打ち合わせの中で、現在日本で進行中の「少女マンガパワー!」展示会の話しになったことがきっかけです。その時「実はこの日本巡回の最終地として奄美でぜひやりたかったのに諸事情で断念したの、、、残念 >_<,,,」という話題になり、それならということで、皆既日食の関連イベントの一つとしてぜひにみんなでやろうということに。最初の会話からたった2週間であれよあれよという間に盛り上がり、企画がまとまり、実施の運びとなりました。 まだまだ最終日程は検討中の段階、お知らせするには時期尚早と思いましたが、世紀の天文イベントということで、奄美大島にも数万の人が世界中から訪れるとか、またもう既に島内のホテルは一杯とか。ということで興味のある方々に予定をたてていただくためにも、まずは最初のお知らせです。 「少女マンガパワー展」に参加してくださった23人の先生方の中、なぜこの三人かというと、またいろいろと憶測が飛び交いそうですが、「宇宙」「皆既日食」「太古」、「スピリチュアル」、そして「奄美」というキーワードを元に、ご縁の深いこの三方にお願いすることになりました。突然の企画にもかかわらず、参加を快諾してくださった、萩尾望都先生、美内すずえ先生、そして岡野玲子先生にただただ感謝です。そしてこの後ご紹介する世界の和太鼓グループ「倭」の皆々様に多謝多謝。
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