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Thursday, December 9, 2010

Art493 Group teachings for 5&6th and 7&8th G (12/9/'10):グループプロジェクト (小5&6 and 中学)

グループティーチング最後の日、3日目最後の今日は2グループまとめてご紹介。上写真2枚はグループ1による小学校5&6年生を対象にしたレッスン「Life Pulp Painting」。ペーバーメイキングをより簡略化したようなプロセスを持つレッスン。細かくしたパルブ紙を原色に着色した水につけて色をつけたものを絵の具代わりにコラージュのように使って植物をテーマに作品作り。このグループは美術教育専門の学生とリベラススタディ専門(小学校の教師になる目的)の学生達がミックスされたグループ。通常はアートのレベルが異なるので結構難しいのだけれど、とてもうまくいったグループ。

Group 1 Lesson Plan: Life Pulp Painting (*Click here to access the LP ^_^!)

下2枚はグループ4、対象学年は7&8年生(中学1&2年)のレッスン「Class Gollage」。最初のレッスンの背景の講義部分ではコラージュをファインアートに格上げした功労者のブラクやピカソの紹介から始まって、ポップアートのウォーホールなどを紹介。実際の作品は写真にもあるリヒテンシュタインの作品をコーピーしたものを細かくカットして、それぞれの学生に色づけをさせ、それをばらばらにつなげて、元の作品とは全く違う作品に仕上げるという知的アイディア作品。このグループも美術教育とリベラルスタディの学生とのミックスグループ。

Group 4 Lesson Plan: Class Collage (*Click here to access the LP ^_^)

Wednesday, December 8, 2010

Art493 Group teachings for 3rd & 4th G. Two (12/7/'10):グループプロジェクト (小3&4) 其の二

2日目の2グループ目はグループ3の「Stained Glass」。先のグループ同様小学校3&4年生対象のレッスン。ステンドグラスは人気のレッスンの一つで今までにも頻繁にグループの選んだレッスンの一つ。ただしテーマは同じでもどれ一つをとっても全く同じというレッスンは今までも一度もなかった。アプローチが違ったり、選んだ材料が違ったりと少しずつ違っている。それがとてもよい。今回は材料の違い。熱を加えると粘着質に変わるシートでステンドグラスの材料になるデザイン等を挟み込んで、アイロンがけをして、それをさらにフレームの間に挟んで仕上げるというもの。いろんなものを挟めるのがメリットでまた簡単に仕上がる。

Group 3 Lesson Plan: Stained Glass (*Click here to access the LP ^_^)

Art493 Group teachings for 3rd & 4th G. One (12/7/'10):グループプロジェクト (小3&4) 其の一

2日目の対象学年は2グループとも小学校3&4年生用のレッスンプラン。最初のグループはグループ6、レッスンタイトルは「Mosaic Art」。

割れたお茶碗などのセラミックのリサイクルプロジェクト。割れた破片でフレームと作るというもの。今学期はとても良いあたり年で皆仲がよかったのだけれど、このグループもとても仲がよく、急病とかでお休みの学生達のためにもよくノートを取ったり、遅れたプロジェクトを教え合ったりしていた。

Group 6 Lesson Plan: Mosaic Art (*Click here to access the LP ^_^)

Sunday, December 5, 2010

最終版 教育美術連載 原稿(2010年12月号): 米国における多文化主義の真実: 「美意識」に表れるグローバリゼーション

下記「教育美術」12月号原稿の最終版です。図版は雑誌の方に掲載されていますので、そちらを原稿と一緒にご確認いただければ幸いです。徳

図1:図録27頁上段右「オレンジ、ピンク、それとも赤?」米国大学生作品(パステル)
図2:図録30頁上段左「あと5ポンド(2キロ)少しだけ」」米国大学生作品(パステル)
図3:図録30頁上段中央「マリリンあなたはどこへいるの」米国大学生(中東からの留学生)作品(マーカー)
図4:図録26頁上段右「アメリカの美(アメリカ何と美しき国)」米国大学生作品(油彩)
図5:図録30頁下段右「それは増殖続ける」米国大学生作品(コラージュ)

4コマアート巡回展示会作品紹介(12月号):
(仮題)米国における多文化主義の真実:
「美意識」に表れるグローバリゼーション
October 30, 2010
Masami Toku

この連載を書かせていただいて9回目、今年最後の原稿12月号である。毎回原稿を提出した後、だいたい次号の作品リストとそれに合わせた内容を頭に浮かべているのだが、その通りになった試しがない。同僚たちとの会話の中から、TVから流れてくる報道から急に別のスイッチが入り、思考がどんどんそっちの方へ。そうなるともうそれにとりつかれ元々の予定原稿には戻れなくなってしまう。最初からやりなおしそして涙。でも今回は違った。この4コマアートの公募作品解説を書き始めた当初から、必ず書こうと思っていたテーマがいくつかあるが、今回はその内の一つ「多文化主義」。これを元に「美意識(価値観)」の文化による相違について、「公募B」5作品を見ながら解説してみたい。

他の多くの国、例えば米国と異なり日本は国策として移民を受け入れる体制にはなっていないので、基本的には「多文化主義(multi-culturalisum))という概念は存在せず「単文化主義(mono-culturalism))に分類されてしまいがちである。が、これに「地方」をつけ「地方多文化」と置き換え、地方に視点を移し日本を俯瞰してみると多種多様な文化が存在することは疑いの余地がない。そう日本も多種多様な文化の国なのである。それでは「美意識」についてはどうか。時代に寄って変化はあるものの、現代においては「美意識」はひとつの価値観に支配されていることに気付く。おもしろいことに多文化主義をほこる米国においても、特に人に対しての「美意識(価値観)」に統一傾向が見えるという点がおもしろい。それがこの4コマにも如実に表れている。「美意識(価値観)」のグローバリゼーションである。

まず作品1「オレンジ、ピンク、それとも赤」(図録27頁上段右)。カリフォルニア出身のアーティスト 「ティエバウド(Wayne Thiebaud)」のカラフルな口紅の静物画を元に、多種多様な色の口紅で化粧する女性を誇張。それぞれが個性的で美しいことを言及している。図2と3は同じウォーホールの「マリリン」を元に全く別の2作品に変化させている。まず図2は現代アメリカが抱える若者病「拒食症」について。ビルボード宣伝広告によって誇張されたアメリカの美意識(例えば有名ファッション、カルビンクラインの病的にやせたモデルたち)によって視覚的にコントロールされた彼らの美意識には「健康美」という言葉は存在しないかのよう(日本も同様か)。図3は実はサウジアラビアからの留学生作品。アメリカのセックスシンボル「マリリンモンロー」に異なる国の女性の典型イメージを重ね合わせる衣装(ヘアピース)を付け変身させることによって、「美しさ」の価値観は文化によって異なることを訴えている。イスラムの黒いベールに隠されたマリリンの怪しい瞳だけが妙に色っぽい。図4&5はまた一般的に米国の抱える過食の問題。「ファーストフード」の味に慣らされてしまった味覚は一生かわらず、食のバランスを崩し、過食へと駆り立てる。拒食症も過食症も同じ病根を抱える現代病であり、これは米国のみならず日本を含め世界に広がりつつ有る、悪しき食のグローバリゼーションとも言えるかもしれない。

教育美術連載 (2010年12月号) 下書き: 米国における多文化主義の真実ーあくなき美の追求

下記は「教育美術」2010年12月号の下書きとして書き留めていたもの。最終版をこれを短くしたもの。教育美術を購読いただければ幸いです。
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4コマアート巡回展示会作品紹介(12月号):
(仮題)米国における多文化主義の真実:あくなき美の追求
October 30, 2010
Masami Toku

この連載を書かせていただいて9回目、今年最後の原稿12月号である。毎回原稿を提出した後、だいたい次号の作品リストとそれに合わせた内容を頭に浮かべているのだが、その通りになった試しがない。どういうわけか締め切り寸前に全然違う内容になってしまう。同僚たちとの会話の中から、TVから流れてくる報道から急に別のスイッチが入り、思考がどんどんそっちの方へ。そうなるともうそれにとりつかれ元々の予定原稿には戻れなくなってしまう。でも今回は違った。4コマアートの公募作品を見たときから、必ず書こうと思っていたテーマがいくつかあるが、今回はその内の一つ「多文化主義」を元に「美意識(価値観)」の文化による相違について、「公募B」5作品を見ながら解説してみたい。

他の多くの国、例えば米国と異なり日本は国策として移民を受け入れる体制にはなっていないので、基本的には「多文化主義(multi-culturalisum))という概念は存在せず「単文化主義(mono-culturalism))に分類されてしまいがちである。が、これに「地方」をつけ「地方多文化」と置き換え、地方に視点を移し日本を俯瞰してみると多種多様な文化が存在することは疑いの余地がない。「美意識」についてはどうか。時代に寄って変化はあるものの、現代においては「美意識」はひとつの価値観に支配されている。おもしろいことに多文化主義をほこる米国においても「美意識」特に人に対しての価値観がひとつという点がおもしろい。それがこの4コマにも如実に表れている。

まず作品1「オレンジ、ピンク、それとも赤」(図録27頁上段右)。カリフォルニア出身のアーティスト ティエバウド(Wayne Thiebaud)のカラフルな口紅の静物画を元に、多種多様な色の口紅で化粧する女性を誇張することで、それぞれが個性的で美しいことを言及している。図2と3は同じウォーホールの「マリリン」を元に全く別の2作品に変化している。図2は現代アメリカが抱える若者病。ビルボードによって誇張されたアメリカの美意識、やせることこそ美しいに踊らされた若者達(有名ブランドカルビンクレーン。拒食症に陥ってしまった若者達を皮肉っている。

「美意識」のグローバリゼーションである。

この原稿を執筆途中でNAEA(National Art Education Association:米国美術協会)からメールが入った。8月号の中で紹介した来年度シアトルで開催の学会発表へプロポーザルが選択されたとの通知である。3件申請した中2つ受理。その内のひとつが、幸いな事にこの4コマアートの日米比較分析。申請総数1,500件あまり、その中から通ったのが900件。3/17−20の4日間に渡って、美術教育に関するありとあらゆるテーマが理論と実践を交えて発表されることになる。2000年にロスアンジェルスで開催されてから10年振りに西海岸へ、それも初めてのシアトルでの開催。米国のみならず世界各地から約5千人余りの参加でにぎあう世界最大の美術教育学会。今から来年の春が楽しみ。

Saturday, December 4, 2010

Art493 Group teachings for 1st & 2nd G. (11/30/'10):グループティーチングプロジェクト (小1&2)


第一日目の2つ目の授業はグループ5による小学校1&2年生を対象にしたレッスン「Capture Your Dreams!」。ネィティグアメリカンのクラフトアートして著名なドリームキャッチャー(Dream Catcher)をアレンジしたもの。

作品制作の指導の前には、PPT(パワーポイント)によるレッスンの背景となる文化や美術史の説明などの講義も含まれる。写真の上はその時の様子。下の写真は授業の最後にいつものように作品サンプルと一緒にグループメンバーで写真をパチり。

Group 5 Lesson Plan: Capture Your Dream! (*Click here to access the LP ^_^)

Art493 Group teachings for K. (11/30/'10):グループティーチングプロジェクト (幼稚園)


2010年秋学期Art493のクラスの最後のプロジェクトはグループティーチング。6グループそれぞれが対象学年にあわせてレッスンプランを作成して、それをクラスで実施授業をするというもの。このプロジェクトでは私はスーパバイザーの役割(つまりとっても楽な役 ^_^)。3日間に渡って実施。一日2グループの授業発表ということで、1グループ約50分という短い時間で準備から後片付けまで一連の授業プランを組む必要があるので、結構大忙し。

一回目の今日はグループ2の授業、幼稚園児を対象に「Leaf Art」というタイトルで実施。写真はそのサンプルと一緒にグループのメンバー。




Monday, November 29, 2010

キャラクター文化論トーク後の打ち上げパーティに参加して植草さんと「美術教育(教科書)」を熱く語る (11/27/'10)

米沢記念図書館を訪問後、川原さんにくっついて出版記念トークショーに行く事にした。題して「キャラクター文化の現在、そして未来」(暮沢剛己X伊藤剛)明日はいよいよ日本を離れる日。帰国の準備をしなければ、と思いつつ、こういう機会もなかなかないことなので、その後、またくっついて打ち上げの飲み会にも参加してしまった私。そこでちょうど目の前に今回の発売元NTT出版の植草さんが座ってくださって、マンガの話しから、なんと美術教育の教科書の問題点へと話しがはずんだのでした。

美術の教科書はその目的(必要性の理論)が確かにわかりにくい。というより、何のための美術教育なのか、そしてなぜこのカリキュラムなのかの具体的な(そして理論的な)説明が全くないのも確か。他学科と違い、その必要性を説明なしでわかってもらえるものではないから、(美術を学校で習わなくても社会で生きていけるのは確か)、だからこそなんのために学校で美術教育なのかをきちんと説明する必要があるはず。また視覚的に美しい教科書だけでなく、ちゃんとそれぞれのレッスンの説明とプロセスの記載も必須との意見。ごもっともです。掲載されているレッスンを限られた時間の中でこなせるわけではない以上、掲載されているレッスンの方法論をきちんと記載して、授業以外でも自分たちでやりたい時にやれるようにその方法論をきちんと記載する必要があるとは、当然のことだけど、実際の所目からうろこの意見でした。(私が責任もって伝えておきまっせい!)

前々から私が思っていた事を(そして美術教育に属する私にはなかなかはっきり口に出して言えない事を)ばっさり切ってくれました。最近知人からも同じように学校における美術教育の価値等々についても一言言われた事があって、美術教育関係者が思っている以上に、外部の人々が美術教育について真摯に考えているということを知りました。正直ちょっと驚き。日本の美術教育も中で、内輪でいろいろ言っているのではなく、ちゃんと外に声を届ける必要性がありますよね。(あっこれ似たような台詞を日本のマンガ研究に対してもいったような記憶が、、、これって日本的特徴なのかも)

(*写真左に写っている一番手前の左右お二人、左が植草さんで右が川原さん。すみませーん。両方とも顔が半分になってしまいました。植草さんにあっては、半分以下です。笑)

米沢嘉博記念図書館(まんがとサプカルチャー)訪問記 (11/27/'10)

奄美から東京へ明日はいよいよアメリカへという日程の中、ヤマダさんと川原さんに「米沢嘉博記念図書館」で会ってもらうことにした。前々から行きたいと思っていながらなかなかチャンスを作れずのびのびになっていたので、今日はちょっとうれしい。

米沢さんと言えば、私も数度お会いした事がある。最初は2000年の夏。ブレントウィルソンとマンガ環境調査と称し二人で日本で取材をしていた時、夏のコミケで米沢さんに取材をさせていただいた。そしてその翌年私はサンフランシスコの「ヤオイコン(Yaoi-con:Yaoi Conference)」を覗きにいった時、日本からいらしていた米沢さんに偶然お会いし、再度取材をさせてもらった。コミケどころかマンガに対してもほとんどどしろうとに近かった無知な私(達)の質問にも、丁寧に回答していただいた。ただもう感謝の一言。急な訃報の知らせをここアメリカの地で耳にした時には驚いた。このような形で米沢さんの功績が残る事はとてもうれしい。

さて1階はその米沢さんのコレクションからの抜粋的な展示になっていて、キャーこんなものも集めてらしたの、、、と目が点になるような、いやもとい、うれしくなるような収集で一杯。コミケのカタログの背表紙をつなげると一つのストーリ的絵柄になるのも感激。こういう遊び心好きだなあ(^_^)。

2階は閲覧室。3〜5階が閉架式書庫。多くの収集本(週刊、月刊、単行本等)であふれている。懐かしい本も一杯。ヤマダさんが手にしているビニール本の表紙は外人の女の子。私がちょうど小学校の子どもだった頃の少女マンガ雑誌の表紙はそう言えば皆こんな感じで、外人金髪碧眼(古ーい)の女の子ばかりだった。あの頃のあこがれは外人だったのよね。それが21世紀の今、アメリカのティーンのファッション雑誌の表紙がアジア系の黒髪の女の子で飾られるようになるなんて、あの頃は想像だにしなかったもの。それどころかアメリカのマーケットは日本のポップで今は溢れ返っているもの。いやー時代は変わるもんですな〜。おー西谷祥子先生の表紙のセブンティーンが。この表紙にあこがれて、当時15だった私はセブンティーンを買い始めた。その頃掲載されていた作品群よりなぜか今でもこの表紙の方が記憶にずっと深く刻み込まれています。この目のきらきら、スパークリングアイにホールインラブだったんですね。(当時父に17になってから読むものだとしかられたけど、17になった私はとうにその本から卒業していましたね。)

そう言えば学年誌がない。あの頃親と折り合いをつけて買ってもらえたのが、小学校うん年生という月刊誌だけだった。自分のお小遣いでは本当に欲しい少女マンガ雑誌を、だったけど、今となっては学年誌もとっても懐かしい。どうも私がアメリカに行っているうちに消えてしまったのか。子どもが自由にマンガを買えるようになった今、学年誌の役割も終わったということでしょうか。

1時間足らずの訪問でしたが、ヤマダさんと川原さんのおかげで、雑談しながら自分の時代をマンガとともに振り返ることができてとても楽しいひと時でした。当たり前だけど、私たち三人の年代が違うので(それと育った土地が違うので)三人三様のマンガ時代の特徴を振り返る事ができました。感謝。

ひとつ最後にお願いです。できたら記念図書館で、日本で出版されているマンガ関係本(雑誌や単行本:エッセイのような軽いものから研究本と言われるものまで)も収集して欲しいです。それと前々から思っている事ですが、マンガ学会あたりでも(実際にはどこでもよいのですが)、研究発表の中からいくつか選んで英語翻訳して出版してもらいたいです。たかが英語されど英語。こんなに日本でマンガ関係の雑誌、本、研究が出版されているのに、英語でないのが理由で日の目をみることがないなんて、ほんともったいない。

Saturday, November 20, 2010

桃太郎の国にてトーク&討論会11月20日(その一):Talks at Momotarou (Peach Boy)'s country

前嶋先生のお誘いを受けて、岡山にて講演会を2つ程させていただいた。紅葉の季節の岡山訪問、備中&備前、桃太郎の国である。すべてを終えて、今出立前、ホテルの中で、昨日までの楽しかった二日間を反芻しながら、書き始めている。これからまた故郷奄美へ向かわなければいけないので、詳細については、また後ほど。数日内には更新したいと思います。。。。。乞うご期待 (^_^)!

上記のメッセージをここに挙げてから、、、すぐに更新と言っておきながら、やっと一月ぶりの今日(12/19)再開。ちょっと反省。気を取り直して、さて続きを。

この日は実は午前と午後の2つの小講演を入れていただきました。ひとつは、吉備国際大学短期大学部 キャリア支援討論会(FD・SD研修会)、題して「国際的視点によるキャリア構築と学生支援」(文部科学省 学生支援推進プログラム補助事業)。トークの内容は「内容: 米国から見た日本の大学の教育システムの長所短所を考え、学生へのキャリア支援について量的な統計データを用いた研究の必要性などを討論を通して検討する。」というもの。しかし実際の発表内容は、題も「日米の教育&教員養成プログラムの比較において」に変え、1、カリフォルニア州立大学システム(23校)について、2、ナショナル vs。カリフォルニア州スタンダード、3、カリフォルニア州における美術教育プログラム、4、米国での査定システム、5、質的&量的方法論、の5つの内容で話しをさせていただいた。

ざっと見ただけで、短い時間の中で、かなり広範囲に渡っているので、ひとつひとつがかなり表面をなぞった内容になってしまったのは否めない。しかし学長を始め参加してくださった方々が、途中席をたつこともなく、ずっときちんと聞いてくださっていたのにとても感激した。また多岐にわたる質問がよせられ、逆に質問によって自分自身改めて考えさせられるものも多かった。

例えば「日米のコミュニケーションの取り方の質的違い」。コミュニケーションクラスという必須科目が米国の大学にはあり、人前でどのように発表し、聞くのかを学ぶことになっている。また小学校のときから当たり前のように、プロジェクトの最後は必ず発表&批評で締めくくる事に慣れている米国の子ども達と、日本の子ども達とは比較のしようがないのは当然。それにかかわらず日本人には日本人のコミュニケーションの取り方があるのではないかとのご意見にはうなづくことが多かった。また当初の講演依頼内容に関連する「米国ではキャリア支援について具体的なプログラムが存在するのか否か」については、日本において各大学でキャリア支援のあつさが学生獲得のうたい文句にもつながるように、各大学が力を入れていることの一つだと思う。

考えてみると、米国では学科を超えて取り組む「キャリア支援的プログラム」は存在しないのではないかと思う。というより、特に教育関係のクラスを見て見ても、それぞれのコースがキャリアにつながるように組んでいるという自負があるのがひとつ(つまり理論と実践の連携)、そしてそれ以上にキャリア(仕事探し)は個人の役割であるという発想が根強いせいかと思う。それに日本と違い、皆同じように入学、卒業、そして就職という流れはアメリカにはないのが大きい。つまり就職シーズンという時期がそもそも存在しないので、公募を個人でチェック(もちろん私たちも流すようにはしているが)して、各自で対応というのが普通。これまた改めて日米の大きな違いを再認識。(ちなみに大学教員公募は時期が実はあります。10月前後に一斉に公募が各専門誌に掲載されたり、各大学に到着した公募の手紙が張り出されます。それを見て、個人で必要書類とともに申し込む。最終候補、だいたい三人に選ばれた場合、その学校に呼ばれ面接そして試験的講義を実施するという流れで、最終者が決まるという流れです。余談ですが、、、)

(*写真はなんだなんだと思われるかと思いますが、2つの講演の間にいただいたランチ。お弁当の牛肉のたたきがとろけるようにおいしかった。本当にほんととろけた。そして葡萄のピオーネ(巨峰とマスカットの掛け合わせで種無し葡萄)がここにも。やっぱりおいしかった。すごーく感激してしまったので、写真を載せる事にしました ^_^!)