それでこれらの学生たちを予定通り、卒業させるために残された方法が一つ、このピギーバックという手段。どういうものかというと、、、2つのコースを同時間に一クラスのセットの中で指導するというもの。もちろん苦肉の策で、教えられ方もしんどいけど、指導する方はもっとしんどい。全く異なるコースを同じ教室で同時間に教えるわけだから当然である。実は昨年の経済クラッシュで大学の予算が大幅に削減されてから、うちの学部だけでも結構このピギーバック(もともとはおんぶするという意味で、ひとつのクラスにもう一つを上乗せしているのでこの言葉が使われているのかも。)をやって、コースをカットしない唯一の苦肉の方法として成り立っている。
私の場合は、「Art493:Development of Children's Art (P-8th G.) 」という幼稚園から中学までの美術教育関連の理論と実践を指導するコースと構成は同じだが、対象が高校生への美術教育の理論と実践である「Art494: Development of Adolescent's Art (9-12th G.)」の2コース同時指導実施となった。2コースはもともと連続して取るように組まれているので、全く異なるコースのピギーバックではないので、比較的楽と言えば言えない事もない。しかし指導する理論内容も実践のアートのプロジェクトも小中学生対象と高校生対象では大きく異なるので、やはりしんどいことはしんどい。正直初めてみて思ってた以上にたいへんで、毎日ぐったりの気分。(また、クラスの学生総数は同じなので、それぞれのコースの学生を通常の半分ずつ、計24人にしている。が、人数を減らした分、取りたくても取れない学生が多くなり、泣きつかれて、結局3人余計にとってしまう結果に)。まだ学期が始まってそう間もないので、これがどう進むのか、事の顛末はまた後ほど報告したい。
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